奮闘アルバム集


★「YACつくば分団」(2024/10/20(日);火薬を使った手作りロケットを飛ばそう!応援奮闘アルバム
 6年ぶりの筑波宇宙センターでの日本宇宙少年団つくば分団のロケット工作の応援です。
当アイディアロケット工房IRWはロケット工作(A8-3火薬ロケットエンジン使用/IRW手作りロケットの製作説明書指導や機体検査/射点/高度測定等の応援を行いました。IRW関係者7名(IRWメンバー6名うち2名はつくば分団リーダーと兼任、他1名はは外部)で応援しました。

 当日の10月20日(日)は少し風が強かったのですが、JAXA筑波宇宙センターの総合開発推進棟大会議室に、つくば分団の団員(26名)と保護者、分団リーダーと応援のIRWメンバーが集まり、手作りロケットを製作しました。
 最近の他の応援ではIRWでロケット部品をキット化したものを準備し製作時間の短縮を図っていましたが、今回は宇宙少年団活動なので全てを自分たちで作る方法とし、低学年団員は保護者に手伝ってもらいました。工作用紙に定規をあてて寸法を測り、ハサミで切ってマウントやフィンを作ります。皆が一番苦労しているのはマウントを紙で巻いて機体を作る作業で、慣れれば簡単ですが、初めてだとここが一番むづかしいところです。失敗して作り直しをした団員も居ましたがくじけずに頑張りました。出来上がった26機のロケットは機体検査を受け少し予定時間を超過しましたが、全員が素晴らしいロケットを完成しました。

 いよいよグランドに移動して打ち上げです。団員の元気のよいカウントダウンの声がグラウンドに響き渡って次から次にロケットが大空に向けて発射されました。打ち上げ中は風速3〜4mの風が東から西に向けて吹いていたのを考慮して発射角を風上に20度程度傾けて打ち上げましたが到達高度はその分低めでした。パラシュートが開いて風に流され周辺の木立に引っかかった機体は1機だけで、すべての打ち上げ・回収が安全にできました。 ロケットの高度測定も試みました。西日がまぶしく十分な計測出来なかったことが反省ですが、下の図のような結果を残すことができました。風に流される影響を考えて発射角度を風上に傾けたことと風の抵抗(抗力)を受けた事が原因と思われ、到達高度は低めでした。また機体の出来具合として重量が揃っていることがわかります。出来れば次回は風の少ない時に真っ直ぐ天頂に向けて打ち上げる高高度打ち上げに挑戦して楽しんでもらいたいです。

 当アイディアロケット工房;IRWの活動が、子供たちの夢を育むきっかけになっている事を実感し、感謝しつつ、今後も継続して応援する機会が作られることを期待します。

余禄 分団活動終了後、IRWメンバーと分団リーダーは再度グラウンドに出て、天文の話題になっているツチンシャンアトラス彗星を日没後の西の空で観察、肉眼では見えなかったがスマホで撮影でき位置を確認後、双眼鏡や望遠鏡で見ることができ感激し満足してお開きになりました。

 
  手作りロケットの打ち上げは分団員他参加者全員で応援

  
  手作りロケットの説明を熱心に聞く分団員たち           一斉にロケットを製作、保護者も奮闘です

    
   完成したロケットを検査し重量や機体長を計測します  点火ロケットと発射台の様子  夕焼けに映えるロケット

  

 注;写真は個人の特定を回避するために解像度を低下させています

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