特別席の基礎知識
〜付帯サービスの特徴〜


 特別席と言うからには、普通席以上の付帯サービスを期待したいところです。


飲み物・茶菓子・軽食(飛行機)

 飲み物は座席のクラスに関わらず必ず出ますが、特別席では、サービスされる飲み物の種類が多いです。また、便によってはビールなどのアルコール類が出ます。
 また、飲み物だけではなく茶菓子か軽食が出ます。


飲み物(列車)

 ごく僅かな列車で、飲み物のサービスがあります。

JR北海道
 2016年3月までは、夜行列車を除くグリーン車で出ました。JR北海道内だけを走る列車は、ツインクルレディ(女性客室乗務員)が紙コップに注いでのサービスで、、八戸(JR東日本の管内です)まで行くスーパー白鳥号の場合は、車内販売の担当がJR東日本の子会社が行うため、缶飲料が配られました。ただし、JR東日本の管内だけしか乗車しない場合(例:八戸〜青森)は、サービスがありません。
JR東日本
 2015年3月までは東北新幹線(はやて号のみ)と秋田新幹線でサービスされましたが、現在はスーパービュー踊り子号のみ出ます。
JR九州
 全グリーン車で出ていましたが(夜行列車は除く)、2010年3月末に廃止になりました。列車によっては、客室乗務員が紙コップに注いで出したり、缶のまま出ることもありました(車内販売などがない場合は、駅の売店などで引換)。

 長距離バスでは大多数を占める普通席でも出てくる一方、列車ではこれだけです。以前は、JR東日本の新幹線の数多くの列車、スーパーひたち、成田エクスプレス、南海・ラピートでも出ていました。


おしぼり

 飛行機では、必ず出てきます。ただし、航空会社によって、それが温められた布のおしぼりか、紙おしぼりかの差があります。
 列車では、飲み物よりは、多くの列車で出ます。ただし、会社によって、それが温められた布のおしぼりか、紙おしぼりかの差があります(紙おしぼりが大半です)。


音楽など

 現在、鉄道は音楽などのサービスはゼロになりました。以下はまだサービスがあった頃の話です。
 国内線のAVサービスは、飛行機の場合、特別席にはあって普通席にはない、といった区別はありませんが、列車の場合は、そういった区別がありました。
 JR北海道やJR東海などの一部の列車では、特別席の場合は、座席に聞くためのユニットがあり、そこに、持参(東海道・山陽新幹線、近鉄など)、もしくは用意してある(JR北海道などごく僅か)ヘッドホンを使って聴くことが出来る一方、普通席の場合はないか、持参したラジオで聴くことが出来る、といった区別がありました。しかし、良く考えてみれば、ヘッドホンを各自用意する場合ですが、携帯ラジオは常日頃持っていっても、ヘッドホンだけを持っているという人は非常に少ないはずで、逆にサービスダウンといった気がしないでもありません。


その他のアメニティグッズ

 飛行機も、新幹線も、昼行特急列車でも、元々は距離は余り長くはないので、アメニティグッズは少ないですが、ここ最近、飛行機でも列車でも、スリッパを用意してきています。大抵は、持ち帰りのできる、使い捨てのスリッパです。




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