JR西日本・あかつき−シングルデラックス(個室寝台)
……14系客車を使用
元々この車両は、出雲号(2,3号)用の車両として使われていましたが、出雲号がサンライズ出雲号になった後、98年10月から、この列車用として使われるようになりました。
なは号は24系、あかつき号は14系を使って併結しています。
寸法
| 線路方向 | 枕木方面 | 天井高さ |
客室 | 1,500 | 1,980 | 2,470 |
ベッド | 810 | 1,980 | -- |
テーブル | 400 | 416 | -- |
10室のみのA寝台個室です。外から鍵を掛けようにもうまく掛からず、掛けても、扉を強く引くと開いてしまい、しかもほかの1室でも同じ現象でした。
各個室のドアにはドアスコープもあります。そのドアの上には荷物棚。ベッドの上には、布団、浴衣と布製のスリッパがあります。
バスタブ(シャワーはある)、トイレ、冷蔵庫はないものの、ビジネスホテル並の設備はそろっているように思えます。
窓(右)から、デスク、TV・音楽のコントロールパネル・ゴミ箱、化粧鏡・電源、洗面台です。窓の下に灰皿があります。
テレビは8インチ。映画が1チャンネル放送されていました。また、持ち込んだVHSが利用可能でした。一番下にはくず物入れがあります。
窓際の背もたれに深く腰掛けると、テーブルからは遠いです。その場合は、布団を背中と背もたれの間に挟むと、ちょうどよくなります。
この寝台には、転落防止柵や、床下灯がない一方で、病院のベッドのように、写真右下のように、背の部分が上昇します。この状態で、流れ行く景色を眺めるのは贅沢でしょう。
洗面台を使えるようにした状態です。あけぼのの洗面台と同じです。コップはありませんでした。
鏡と洗面台の間には、電源があります。
この写真に見えるコントロールパネルの設定内容は、照明(デスクライトは除く)、電動ベッド、空調(冷房・暖房のみ)、アラーム付時計、トイレ・シャワー使用灯。この使用灯ですが、トイレやシャワーに実際に行かなくても状況が分かるので便利ですが、真っ暗な状態だと、ものすごく目立ち、まぶしかったです。
カードキー、シャワーカードと、アメニティキットです。
アメニティキットの中身は、ハンドタオル、サニタリーバッグ、櫛、シャンプー・リンス、石鹸、シャワーキャップ、ひげ剃り、歯ブラシです。
洋式トイレ
この車両の個室には全室洗面台があるので、デッキには洗面所はなく、洋式トイレとシャワーがあります。
センサーによる自動の一方、手動のボタンがあります(男子小用のため?)。手洗い器は、温水がでたのは珍しかったです。
シャワー
A個室寝台利用者のみ使えるシャワーには、石鹸類はおいておらず、アメニティキットから利用します。
自動販売機
6号車トイレ横の自動販売機は、この時はお茶とコーヒーは売り切れ、コーラと紅茶しかなく、値段は細い缶で120円→駅と同じでした。一方で、10号車の自動販売機はペットボトルが、一般的な場所と同じ値段で販売されていました。
これらの室内写真の車両番号:オロネ14-302
取材時期:2006年10月
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