会津鉄道・AT-700形(AIZUマウントエクスプレス)

 初代「AIZUマウントエクスプレス」は、2002年に元・名鉄の特急車両を用いてデビュー。足回りの都合で引退し、2010年5月に2代目として、この車両が使われることになりました。現在は、AT-700形の他、「AIZU尾瀬エクスプレス」と呼ばれるAT-600形も使われますが、このページに掲載している車内とは大きく異なります(転換クロスシートです)。
 ※AIZUマウントエクスプレス=以下AMEと略します。






 初代は特急車両=リクライニングシートだったからか、この車両も回転式リクライニングシートが並んでいます。客室扉はないため、JR東海の373系のような客室です。座席の部分はフローリング模様、通路はカーペット敷き、デッキはビニール張りです。
 照明は、直接照明であるものの、カバーをしてあり、蛍光灯むき出しでないのも好感的です。



 木目の壁や床にベージュ系の座席と、落ち着いた色合いです。また、追加料金が不要な列車にも拘わらず、サイズはやや小さめですが、ヘッドカバーが付いています。
 客室内は、リクライニングシート使用の豪華仕様ですが、車体は(おそらく)ごく一般的な仕様なので、窓枠と合わない座席もあります。



 寝ることはあまり考慮しておらず、背面に上半身を預けようとすると、胸が張るような感じになりますが、ローカル線を、テーブル付きの新しいリクライニングシートで移動できるのだから、贅沢なものです。



 足下にはフットバーもあり、なかなか過ごしやすいです。そのバーは高さが調整できないものの、座席の台座には何もないので(一部の座席には機器類がある)、座席下には小さな鞄程度は仕舞うことができます。
 壁のテーブルが使われていると、前席の人は背を倒せないので注意が必要です。



 一人掛け座席は、この写真は客室の端の座席ですが、車両の構造的な都合で、客室の半ばにもあります。



 列車の一部は、東武日光〜下今市〜会津若松という区間で運行しますが、東武日光〜下今市間は10分程度のため、座席は逆向きです。
 背面ポケットに入っているものは、車内販売のメニューです(詳細は下記)。
 窓の柱には写真が貼られており、賑やかです。


大便器(洋式)

  型番…便座:TOTO TC291#NW1、衛生水栓:TOTO T20、シートペーパーホルダー:TOTO YR30
 片方の車両(AT-751)にはトイレがあります。普通便座+真空式。水栓が自動水栓などではないのは、元の車両の仕様や寒冷地ならではかもしれません。ボウルが小さく水じまいが悪いく周辺に散らばっている+さらに金属のボウルなので、水滴が目立ちます。



 運転士、車掌、客室乗務員の3人乗務で、客室乗務員は、観光案内や、この車内販売を担当しています。
 車内販売は、会津若松行きの場合、下今市から西若松までの営業。販売品目は、アルコール類、ホットコーヒー、ソフトドリンク、あんぱん、お菓子、おつまみ、お土産類(地元銘菓や会津鉄道オリジナル品など)などと種類が豊富です。ビニールでカバーされたメニューが各座席に入っています(これらの情報は13年7月現在)。冷たい緑茶は売り切れていましたが、12年に乗車した時もそうだったので、よく売れているのかもしれません。準備室があるわけではないので、一種類ごとの搭載数は少ないと思われます。
 駅弁は、場合によっては松茸弁当があります。また、AME車内で、この松茸弁当など駅弁の予約販売もある模様です。ちなみに、下今市駅のホームでは、立ち売りのお弁当屋があることもあります。
 無線インターネットを使いたいときは、この客室乗務員にパスワードを聞くことで、(東海道新幹線などの実質有料とは違い)無料で使えます。
 リクライニングシートといい、車内販売といい、観光案内といい、特急列車と同じグレードです。今現在、AT-700系はAT-700系同志で連結して運転しますが、例えば、上記のAT-600系統と2両編成で運転して、この車両だけ追加料金を払ってもいいレベルです。

 これらの写真の車両番号:AT-701



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