JR北海道・785系(uシート)

 785系そのものは、最高速度130km/hを出す電車特急として、1990年に登場しました。JRの交流列車としては初めてのVVVFインバーター制御の車両です。
 この車両は、2002年3月ダイヤ改正時に、新たにデビューしたものです。



 下手なグリーン車よりも重厚感のある客室です。照明は、ベージュ系の蛍光灯に透明ではないカバーのようなものをかぶせて、実質、間接照明です。片方の客室扉付近は荷物スペースがあり、もう片方には車椅子スペースがあるため、両方の扉とも幅が広いです。そして、カーペットが敷いてあります(通路部分はビニール)。
 ヘッドレストは、写真の通り、隣が見えないほどで(普通席でここまで出っ張っているのはありません)、枕は厚みがあり少しふかふかしています。



 肘掛けのデザインは、あくまで普通席ですが、中央の肘掛けは、普通席とは思えないほど幅があります。リクライニングの角度も文句ありません。
 窓が、やや小さいです。



 木目の模様のテーブルは大きめで、パソコンが使えるほどです。背面テーブルの止め金具には、レジ袋をかけられるフックも兼ねています。そのほか、上着かけも、一人2カ所使える個数を用意しています(背面+壁)。しかも、背面ポケットの横には、コンセントまで付いています。シートの真下にも空間があり、足下も広いです。
 721系のuシート(改造)(新製)も十分良いですが、785系のこれはもっと良いです。札幌〜新千歳空港間は、+\ 300で座れる(※2016年03月まで)とは、これは大変お得な座席だと思います。関東近辺では普通列車グリーン車がありますが、それと比べると、値段は半額以下でも、座席はそれよりも大きく上回るものです。自分も含めてそうでしたが、新千歳空港〜札幌間の利用が多かったです(そこから先は、特急料金が掛かります)。

 これらの写真の車両番号:モハ784-504


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