近鉄・22000系

 ACEと呼ばれる汎用タイプ(汎用とは、予約の増減に応じて、2・4・6・8・10両…と編成の長さを変えられる、というニュアンス)の特急車両です。130km/h運転を意識して開発され、1992年にデビューし、同年グッドデザイン賞を受賞しました。
 現在、この車両は15年から、内外のリニューアル工事が進められており、2019年までにはこの座席には座れなくなるようです。






 外は黄色く目立ちますが、客室内はモノクロ写真にしても分からないのではないか…と思うほどのシンプルさです。照明は間接照明と、西日本の私鉄でよく見かける荷棚下の2カ所です。



 横縞の座席模様が大きな特徴です。伊勢志摩ライナー・普通席の座席とほぼ同一です(柄を除く)。



 座席のリクライニングは、丸いボタンで操作します。座面の動きはありません。インアームテーブルは半面ですが大きなサイズで、 改造されたアーバンライナーのデラックスシートよりは使いやすいです。カップ用のへこみなどはありません。
 荷棚にある席番の数字(この写真で言えば31と32)の間は、個別空調の吹き出し口があります。



 灰色単色のポケット部分がプラスチック形成です。ポケットからものを取り出すとき、前の人への衝撃が大きい気がします。
 フットバーは跳ね上げ式で、固定はできません。その一方、脚の部分には蹴込み部分があります。



 写真中央(一番奥…オバさんが写ってしまいました)客室扉の上のLED表示器には文字ニュースも表示されます。その扉の横には、号車、禁煙表示、トイレ使用の表示があります。
 平日午後の近鉄名古屋発・鳥羽行きの列車に乗車しましたが、2日前の夜に購入したところ、この号車は自分だけでしたが、実際は4分の1くらいは乗車していました。


 これらの写真の車両番号:22115


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