JR四国・DC185系

 この185系は、元々は国鉄時代に四国用に開発された気動車で、現在は四国と、九州でも活躍しています。半室グリーン車の車両がありましたが、現在は定期列車としては走っておらず、四国では、臨時列車のアンパンマンカーとして見ることがあるようです(グリーン車としてサービスされるわけではありません)。





 国鉄時代の車両のため、基本的にはシンプル(殺風景・無機質)ですが、末期の時代にデビューした特急車両のため、ちょっと柄が付いたような状態です。
 この奥の方向に進むと、運転台・乗務員室です。右側の方(席番で言えば15A席)には、前方が見える窓があります。



 横引きのカーテンも含め、少し前の雰囲気です。昔の座席のため、ずっしりとした感じがします。腰の当たる部分付近を含めて全体的にまっすぐで、中央の肘掛けがありません。



 座席は、リクライニング、背面テーブルだけの、ちょっと昔のリクライニングシートです。
 荷棚の真下(=窓枠の上)には空調吹き出し口がありますが、バス車内で見かけるそれとほとんど同じように見えます。この他、天井の吹き出し口等も、バスと同じと思える部品を見かけます。



 一部の座席は、このように、テーブルが替えられています。



 客室扉は、センサーは天井にありますが、開閉には空気が使われます。古い車両で見かける“フットスイッチ+空気開閉”と、今の車両の“天井センサー+電気開閉”の中間です。
 照明はカバー付の直接照明ですが、変な造作のある今の車両よりも、このくらいの方がシンプルでいいかもしれません。

 これらの写真の車両番号:キハ185-20


この車両の撮影にあたり、「どつぼ列車」様のご協力をいただきました。ありがとうございました。


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