スカイマーク・BOEING767-300ER

シグナスクラス シグナスクラス
SYGNUS CLASS
 スカイマーク
(SKY/BC)

 新規参入の航空会社が導入しているB767-300ER。ERは、航続距離を延長した機種です。
 スカイマーク(スカイマーク・エアラインズは、2006年10月に“スカイマーク株式会社”と社名変更)はその後、B767は導入せず、B737を投入しましたが、その機材には、シグナスクラスは用意せず、普通席のモノクラスで運用。そして2008年08月25日に、シグナスクラスの座席を用意したB767が引退しました。



詳細はアイコンの説明をご覧ください


 搭乗日がクリスマスだったので、後ろにリーフが飾ってあります。乗務員の制服にも、小さいものがついていました。スカイマークは、国際線にも進出の際には、この座席はCクラスという考えでした。



 スカイマークの普通席は、他の航空会社のB767よりも横一列多く、横幅は狭いかもしれませんが、シグナスクラスに関して言えば、他の会社と比べても全く劣っていません。寸法をご覧になっても遜色ないと思います。座席ですが、デザインや雰囲気的にはJASのB777から、電動リクライニングと個人用テレビを取った感じです。レッグレストはほとんど同じだと思います(電動ではありません)。
 座席は、全体的にふかふかした感じで、枕も柔らかいです。



 スカイマーク以外の特別席のヘッドカバーは布製で、場合によっては金の刺繍がしてあったりしますが、スカイマークの場合は、紙製です(おそらく普通席のものと同じ)。また、スポンサー会社(機体に塗装してあるものと同じ企業)の印刷がしてあります。
 インアームテーブルの下には、カクテルテーブルも備えてあります(向かって左の座席で、出してあります)。
 JALのB777と似ていて、コントロールパネルが中央肘掛けの上面にあります。 レッグレストに、フットレストのを固定するベルトがありますが(おそらく安全上のものでしょう)、あれは座っているときは使いづらいものです。乗務員の力を借りてしまわなければならない人もいるかもしれません。



 座席の柄から肘掛け、カーペットまで、青色で統一されていますね。
 スーパーシートと普通席との間など、クラスの境には、たいていの航空会社はカーテンで区切られているのですが、何故かスカイマークでは区切られませんでした(今回だけかと思い、乗務員に聞くと、いつも区切っていない、と言う話でした)。クラスが違えばサービスも違い、機内食など、普通席の人に見られているような気がし、特別席利用客にとってはあまりメリットがないような気がします。保安的な意味合いがあるのかもしれません。
 福岡→東京便に乗ったのですが、福岡で搭乗するときには、ボーディングブリッジ(BB)ではなくバスを利用しました。BBの時でもそうでしたが(新しいターミナルに移った今、BBが今でも使われているかどうかは不明)、シグナスクラス客と子供連れをを優先していました。しかし、それはバスの座席の話で、後に普通席の人も乗ってきます。そして、バスは満員状態で出発。飛行機の前に到着すると、当然、立っている人から先にバスを降りることになります。そして、搭乗そのものが大変で、この機材は大きくはないので、ドアは前一つしか開きません。しかし、同じ機材でも搭乗する人数は多く(普通席は、横1列分多い)、バスから降りて一度にどっと乗り込んできます。結局、搭乗時の通路は、シグナスクラス近辺まで混雑していました。


 <トイレ>

 壁の柄は白く、洗面台に何かあるわけでもなく、何だかシンプルです。


 <ギャレー>

 シグナスクラス利用客へのミールサービスと、普通席利用客への飲み物のサービスのため、スカイマークの機材にもギャレーがあります。

 これらの写真の機材番号:JA767A



スカイマークのサービスについて

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