日本エアシステム・Airbus A300-600R

 スーパーシート
SUPER SEAT
 日本エアシステム
(JAS/JD)

 当時、JASでは“エアバス”と呼ばれる機種を3種類保有しており、その全てがワイドボディ(通路が二本ある)機ですが、スーパーシートを備えているのは、この機種だけです。A300-600Rのデビュー年は91年ですが、スーパーシートはB777を導入したと同時の1997年4月にこの機種にも導入されました。
 この機種そのものは、2011年5月まで現役でしたが、特別席が、2004年05月のスーパーシートからClass-Jに変わった前後に、この座席には座れなくなりました。短命です。



詳細はアイコンの説明をご覧ください


 レインボーセブンのスーパーシートに比べると多少軽めのデザインです(個人的には国内線ならこれでも十分だと思います)。そして、ごく一般的な手動で動くリクライニングで、個人用テレビはありません。



 座り心地は、座面の方はまぁまぁ堅めで、シートバックは柔らかめです。枕の上下の高さも変えられますが、ヘッドカバーを一度めくらないと操作しづらいです。その枕は柔らかく、ふかふかしています。



 スーパーシートで飲み物を頼むと、グラスか陶器の器に入れられます。テーブルに穴があいていますが、これは使えません。スーパーシートにとっては、これは逆に邪魔になると思います(折り畳んだ、半分のサイズの状態ならば、グラスならばいいくぼみになるかもしれませんが)。



 赤いカーペットが目立ちますね。



 前面のディスプレイは、真ん中のものはブラウン管、壁よりのものは液晶です。


 <トイレ>

 スーパーシートの座席のあるところより前方に位置しており、しかも壁側に面しているため、右の壁が斜めになっています。


 <公衆電話>

 そのトイレの壁面には、公衆電話があります(禁煙のマークのある扉は、トイレのドアです)。


 <クローゼット>

 乗客から預かった上着類は、この中に仕舞います。その上着を返すタイミングは、フライトの状況や乗務員により異なります。
 Class-Jになってからは、上着は預からなくなったため、現存していたとしても無用で、もったいないです。


 <ギャレー>

 左の写真は前方、右の写真はその向かい側にあります。



 これらの写真の機材番号:JA8375



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