全日空 BOEING737-800(プレミアムクラス)
このBOEING737-800は、2008年にデビューしました。同じく全日空に在籍していたBOEING737-700と同じ第3世代ですが、定員が少ないという理由で21年6月に引退しましたが、胴体が約6メートル長いこちらは現役です。
当初はB737-700とほぼ同じ座席を設けていましたが、現在はこの座席かA321-200neoと同じ座席が設けられています。
詳細はアイコンの説明をご覧ください
前後2列合計8名の、個室感覚のプレミアムクラスです。
搭乗時に預けた上着は、プレミアムクラスと普通席との間の仕切部分のクローゼットにいれられます。ベルトサイン5分前を目安に返却の旨説明があります。
このタイプの座席は、2021年秋現在、多くの機種で使われています。ボーイング機全機種で、この座席に当たる可能性が大きく、プレミアムクラスに複数回乗ったことがある人なら、この座席に座ったことのない人はいないくらいでしょう。
音楽のコントロールパネルは、席の両端(通路側席であれば通路寄り)の肘掛けの上面にあり、カバーで覆われています。
中央の肘掛けの先端には、ホテルの[掃除してください][起こさないでください]表示のように、食事のサービスをどうするかの表示が設定出来ますが…この表示を採用しているのはこの座席だけで、活用出来ているかは不明です。
リクライニングなどのボタンはレバーを手前に引いて操作します。リクライニングは、思ったより倒れる、というよりも、座面が前に出ます(ただし水平で、ゆりかご的な動きはありません)。座面が前に出ると同時に背が傾くため、前の人の背を最大に倒しても、後ろにはあまり影響しません。
仕切の後部(パーソナルライトの下)に収納がありますが、容量的に言えば眼鏡くらいしか入れられません。
ポケットが前の席の背もたれにあるわけではないので、後ろの席の利用者が出し入れするときの不快感は減っているかと思います。
リクライニングは電動ではないのですが、前の座席の下に手荷物を置くことはできません。
J寸法が325mmと狭くなっているのは、中央の仕切り部分を計測したためです(座面から測ると590mm)。
肌には触れないとはいえ、後ろは布や革ではなく樹脂で覆われており、あまり柔らかさは感じない見た目です(他の座席ももちろんあるのですが、ゴツゴツした形状がそう見えさせているのかもしれません)。
1列目(目の前は壁)について、コートフックがある機材とない機材があります。この737の場合、1ACにはなく1HKにはあり、767には全席でないようです。
<トイレ>
モザイクタイル風の床が特徴です。
<ギャレー>
(念のため・写真サイズは大きくはありませんが、操縦室の扉の一部はモザイク加工しております)
A321とは、国内線機材の単通路機で、プレミアムクラスの定員は8名と共通点が多いですが、ギャレーは大きく異なります。機体の形状も影響しているのかもしれません。
これらの写真の機材番号:JA69AN
全日空のサービス(プレミアムクラス)について
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