日本エアシステムのサービス
航空会社の歴史としては短くはありませんが、スーパーシートを用意したのは1997年4月になってのことです。また、国際線の路線も少ないのですが、それだからとはいえ、サービスが悪いというわけではありません。
普通席と比べての主なサービス:専用チェックインカウンター、空港ラウンジ(ラウンジがない空港では喫茶サービス)、スリッパ(紙製で、持ち帰り可能)、茶菓or軽食、手荷物優先引き渡し、ボーナスマイル(+300マイル)
温かい飲み物:コーヒー、紅茶、日本茶、ビーフコンソメ スープ
冷たい飲み物:オレンジ ジュース、アップル ジュース、トマト ジュース、コーラ、アイス コーヒー(無糖)、ウーロン茶、ジャワティ ストレート、ポカリ スエット、ミネラル ウォーター
アルコール類:赤ワイン、ビール(アサヒ スーパードライ、キリン 一番搾り、サッポロ 黒ラベル、サントリー モルツ)
機内食(2002年6月・宮崎→東京便)
おそらく、国内線では最も高サービスの航空会社だと思います。と言うよりも、以前は他の会社で採用していたものの現在では廃止した、と言うサービスを、現在でもきっちりと用意しているのです。
例えば空港ラウンジです。19空港で、チェックインとセキュリティチェックの後、搭乗時間までラウンジで暫くくつろぐことが出来ます。国内線の特別席でラウンジが利用できるのは、日本エアシステムしかありません。しかしながらそれでも、スーパーシート料金はサービスを色々と廃止した航空会社と同じ料金なのです(これが後にサービス廃止への道につながらなければいいのですが)。
おしぼりは、布製のものが、機内食の直前に配られます。
機内食は、2002年4月から、全便で時間帯に関係なく軽食か茶菓かを選べます。しかも、フレンチの石鍋シェフや、中華の脇屋シェフがプロデュースした軽食・茶菓が提供されます。決して量は多くはないのですが、良い意味で機内食らしくなく、味も良かったです。メニューは、1ヶ月ごとに新しくなり、全便共通のようです。ちなみに「時間帯に関係なく」は、2001年度にJALが採用していたものでした。しかしメニューは、JAS側の高級志向とはほど遠いものでした。
軽食(写真・上)は、下の献立をご参照ください。茶菓(写真・下)は、主に持ち帰って食べられるようにセッティングしてあります(左上の袋の中に入れられている)。
2002年6月のメニュー
コリコリ山くらげの香り前菜
ビタミンいっぱいの椎茸とカボチャのサラダ
焼売
新鮮魚介のスウィートサワーソース
ビタミンCのにがうりと木くらげの和えもの
地鶏の黒胡椒焼き
ピリッと辛い筍と山椒ライス
叉焼と山椒ライス
ザーサイむすび
難点と言えば、スーパーシートを用意している便が極端に少ないことです。小さい機材やローカル線などが多いというのが一つの理由なのですが、比較的大きな機材でもスーパーシートがない機材があり、それらが少ない理由になっています。小さい機材にスーパーシートは必要ないですが、先程の大きめの機材には用意して欲しいものです。用意した数が少ないことによってラウンジなどが有効に使えないなど、航空会社にとってももったいない事態が発生します。個人的には、比較的小さな機材(通路が一本しかないナロウボディ機)には、レインボーシートがあると良いのですが。
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