日本航空システムのサービス

 2003年4月から、日本エアシステムと日本航空は、サービスの内容を統一し始めました(ただし、飲み物の種類などは、会社ごとに若干異なります)。おそらく、2004年4月以降の完全統合後も、大きな差はないと思います。

普通席と比べての主なサービス:専用チェックインカウンター、スリッパ(おそらくJAL国際線Cクラスと同じもので、持ち帰り可能)、茶菓or軽食、手荷物優先引き渡し、ボーナスマイル(換算マイルの125%)

温かい飲み物:コーヒー、紅茶、日本茶、コンソメスープ
冷たい飲み物:アップルジュース、ジャワティストレートもしくは緑茶、スカイタイム(補足:JAS便にもありました)、コーラ、ミネラルウォーター
アルコール類:赤ワイン、ビール

 機内食・軽食(2004年1月・福岡→東京便)

 メニューは、太巻き、稲荷寿司、細巻、極細うどん、筍と焼肉のコチジャンソース炒め、ストロベリーケーキです。寿司は、味の善し悪しは別として、どう見ても、国際線エコノミー用の残り物です…これが「プロデュース」とは言い難いです。そしてうどんは、箸ではほぐれず、出し汁もなかったため、すすると言うより、かぶりつく感じで食べました。
 写真の右の方に見えるのは、味噌汁です(こちらからリクエストしないと出ません・なので、上記には書いていないのです)。フリーズドライのもので、味が薄かったような…。具は、豆腐、若布、葱でした。


 機内食・茶菓子(2004年1月・東京→鹿児島便)


 サンドウィッチかお菓子が選択できます。お菓子を選択した場合、JAS時代と同じく、透明な袋に入れられ、お土産として渡されます。軽食の時間帯にあたらない便の場合は、例えどんなに長距離でも、この内容です。

 日本航空だけに存在した、レモンの香りのおしぼりは、JAS便ではせず、JAL便では続いていました。ちなみに、おしぼりの布も、JASはJAS、JALはJALの柄(但し新しいロゴの柄でした)です。

 全体的に見て、サービスが安っぽくなりました。これは、今までのJASとの比較だけではなく、今までのJALと比較しても、安っぽく感じました。つまり、2003年3月までのJALの時よりも落ちてしまったように思えます。普通席からのサービスを延長しただけで(料金的にはそうなのですが)、仕方なくスーパーシートを残している、という印象です。結果として、機内での普通席との差は…座席のサイズとシートピッチが違う、温かいおしぼりが出る、サンドウィッチかお菓子が出る、ビールが無料である…だけで、他は全く同じではないでしょうか。飲み物については、容器はもちろん、種類も普通席と同じです。
 その、「仕方なく」の結果が、04年5月末のスーパーシート廃止につながったように思えます。

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