日本航空 406便(パリ→成田)・ビジネスクラス のサービス
パリ→成田線は、現地時間夕方にパリを出発し、成田には午後の明るいうちに到着します。
このフライトは全席満席とのこと。私は、往路の長距離国際線ファーストクラスに味を占めましたが、復路は(事前に登録した)マイルによるファーストクラスへのアップグレードは叶わず、一方、旅行で疲れた同行者も、プレミアムエコノミーへのアップグレード(現地で空席があれば3万円で可能)も叶わなかったそうです。
<時刻表上の時刻>
出発
到着
パリ
(CDG)
18時05分
→
14時05分
成田
(NRT)
12時間00分
搭乗時期:2013年03月
※以下文中に出てくる「○○」は食事のシリーズ名、【△△】は料理名を、機内食のメニューから抜粋したものです。
空港の様子
※普通であれば1ページを使いますが、それほど情報量がないので、このページ内に掲載します。
チェックインカウンターにはJALの制服を着た人が2人いましたが、他はAIR FRANCEの係員で、もちろん現地の人です。日本語が全くだめな人もいます。しかも…日本の航空会社のカウンターなのに、愛想が良くない(若干高圧的な)係員も…一方で、エコノミーの係りの方を見ると、そちらの方がなんだかにこやかでした。
一方、ヨーロッパのEU域内で、一定額の買い物をすると税金が返ってくるのですが(購入時にお店で証明書を受け取り、用紙にクレジットカード番号を記入し、空港で渡す)、日本語が少々話せるという、免税手続きカウンターの方の対応がよかったです。
出国後のラウンジは、AIR FRANCEのものを使います。受付を済ませて左右に分かれます。どちらでもよいのですが、左の方が窓側で、飛行機も見えるものの、天井は高いが若干狭かったです。
軽食が用意してありましたが、パン、ハム、チーズ、果物など、ホテルのコンチネンタル朝食のようでした。飲み物は、エビアン、オレンジジュース、アップルジュース、コーラ3種、スプライト、ビール、赤白ワイン、シュウェップスなど。一方右側の方にトイレはありましたが、男性用にも拘わらず、大便器(3台)しかないのは気のせいでしょうか。
搭乗直後
この機種では2カ所の扉から乗降します。ボーディングブリッジで2つの通路に分岐します。「運命の分かれ道」と表現する人もいますが、そこの分岐点では、定員9名のファーストクラスのみ左です。
背面ポケットにハンガーが入っています。上着は、通りかかったCAに渡すようです。プッシュバック前には、まずはミネラルウォーターが配られました。
ベルトサイン消灯・食事
ベルトサイン消灯後、最初にウェルカムドリンク、次に、おしぼりとメニューが配られます。メニューは、ファーストクラスはワインリスト(ドリンクメニュー)と食事の2冊でしたが、ビジネスクラスは1冊にまとめられています。すると、おしぼりは(強めの)石けんの香りが。往路はJALおなじみのあの香りでしたが…
…と、気になったのでCAの方に聞いてみたら、本当に洗剤のにおいだそうです。おしぼりの概念がない国で、欧米人が香水を強めにかける理由と似たような背景かもしれません。
そして食事が始まります。
アミューズ・ブーシュ【キャロットムースのコンソメゼリー添え スモークダック、ハムとチーズのサラダ】
左がキャロットムース、右がサラダのはずです。メニューと、ちょっと違うような気が…。ヨーロッパ現地のケータリング会社に頼むと、こういうことが起こるのでしょうか。ただ、普通においしかったです。その後は乾き物のおつまみも配られます。
オードブル【三種のお肉のテリーヌ ブルーチーズのサーモンロール カプレーゼ】
復路も洋食を頼みました。洋食の場合、ワゴンから、パン2種、オードブルが載せられたトレイを置いていきます。ちなみに和食も、同じようなタイミングで前菜が配られるものと思いますが、乗客は大半が日本人で、和食が懐かしいから和食が多いだろうと思いきや、ほとんどが洋食を選ぶ人が多く見え、和食の詳細は分かりません。
メインディッシュ【シャロレー牛フィレ肉のステーキ ポルチーニのデミグラスソース】
そして少々経って(結構時間がかかる)、メインディッシュ。メインディッシュが来る時に、ご飯と味噌汁もお願いしました。「洋食」で頼んだ=一方的にオードブルとパンが置かれたためか、“パンはお下げしましょうか”と聞かれました(もちろんそのままいただきました)。ステーキのお肉は、やや堅かったような。
デザート【抹茶パンナコッタ】
和食の人と同じものです。飲み物はコーヒー、紅茶、緑茶の中から選択。
ワインとお水は、定期的に見て回っていました。
そして食事後、アラカルトのラストオーダー時に寝ているときは声を掛けるかどうかを聞いて回った後、21時を過ぎてから、客室が少々暗くなり、それから40分くらい経った後、完全消灯。
時計設定を日本時間に変更
客室内は暗いままですが、アラカルトメニューを注文します。実はこのとき、前の晩に生牡蠣を多く食べたからか、あまりおなかの調子がよくなく、アラカルトメニューは3種類しか頼めませんでした…牡蠣に当たったのならそれどころじゃあないという話もあるので、単に疲れが出ただけかもしれません。
メニューには【大阪本場たこ八のたこ焼き】と【明太和風パスタ】とありましたが、たこ焼きはたこ焼きに違いないですが、パスタは海老と枝豆です。他にはパスタメニューはないので、単純に、それしかなかったのでしょう。
11時を少し過ぎた後、客室照明の一部が点灯。11時15分、前方スクリーンや天井のテレビが再開され、ストレッチ方法のビデオが流れます。
30分くらいかけて、照明が徐々に明るくなります。
食事のラストオーダーも近づくので、最後の料理を頼みます。
【和風おろしハンバーグ】
日本時間のちょうど昼食の時間帯です。いかにも定食っぽいメニューですが、アラカルトメニューには他に、和食セット、洋食セットが用意されています。
成田へは、定刻より少々早く到着しました。
お帰りお車サービス
往路のページ
にて、本来なら特典航空券を使おうとしたもののすでに特典の枠はなく、普通に(割引)運賃で購入した旨を書きましたが、このように有償で購入したファーストクラス・ビジネスクラス利用者へは、成田空港からの帰路に、無料でタクシーで帰宅できるサービスが使えます。
とはいってもタクシーは事前に予約をする必要があるため、復路をどうしようかと旅行前に考えた際…おそらく疲れているはずだが、(無料でタクシーが使えるのにも拘わらず)列車に乗りたいという気持ちはあるかも、というバランスを考えた際…
・京成線を使う場合、
特急・スカイライナーでは遠回り(荷物+慣れない日暮里や上野で乗換えはしたくないしその後も乗換えが多い)
浅草線直通の列車を使えば上手くいけば乗換えは楽だがロングシートは論外
・JRの場合、
特急・成田エクスプレスは個室もなければグリーン車は酷い
快速・エアポート成田は値段と席のバランスは気にならないがちょっと遅い
…というデメリットを考慮して、帰りはそのタクシーを使うことにしました。
余り体調がよくなかったからか、タクシーの写真は撮っていませんでした。
イミグレーション等々を通過し、外に出ると、専用の窓口があります。係の人と運転士が待機していました。運転士の方に荷物を持ってもらい、駐車場へ一緒に向かいます。車両はMKタクシーの黒いタクシーでした。
車内では冷たいミネラルウォーターがサービスされ、走行中は無線の音はほとんどせず、料金の表示器は普通のタクシーよりも低い位置にあり、しかも布で隠されていました。事前に住所を登録していたので、家に近づいたとき、「ここを曲がって…」みたいな指図をすることもなく、スムーズに帰宅できました。何より、空港から荷物を持ってもらうところから始まり、ものすごく楽でした。キャンペーンのページか何かで自分で探さないとこのサービスに気付かなかった覚えがありますが、いい金額を払った方は、航空会社のWebサイトをくまなく探した方がよいでしょう。
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