JR東海・383系

……(ワイドビュー)しなの号 のグリーン席

 383系は、381系の後継車輌で、いずれも振り子列車です。381系の自然振子に対し、383系は、カーブにさしかかると車体を自ら傾ける制御振子です。


詳細はアイコンの説明をご覧ください




横の窓も大きく、開放的である。  バランスの関係なども多少はあるのでしょうが(JR北海道などは、3列でも工夫しているので、できないというわけではありません)、普通席と同じ、左右2列ずつの配列です。座席の上の取っ手が特徴的です。



 中央の肘掛けが普通席並です。シートバックの高さが高いので、なおさら普通席っぽく見えると思います。また、この座席デザインは、前面展望の列車の座席デザインには見えません(前面展望の典型的な座席:W381Y)。



 背面テーブルと、インアームテーブルの両方があります。座席と窓枠の間の幅が狭いので、インアームテーブルのカバーをあけるとき、窓枠に指を挟まれそうになります。
 中央の肘掛けはあげることができます。
 グリーン車として考えると、肘掛けの位置は低いのと、横の狭さは大きな不満点(肝心な部分ですが)ですが、それ以外では、特に不快感は感じることはありませんでした。



 背面テーブルのサイズを、ぎりぎりまで大きくしたことが分かります。
 荷物棚の四角い枠は、着座の状態から荷物があるのを忘れないようにするためです。テーブルの数とシート間隔を見ないと、普通席に見えるかもしれません。



 座っている分には、そして前面展望をしている分には、見ていて面白いですが、振り子列車+加減速を繰り返してることもあり、トイレに立つなどは歩きづらいです。
 乗った日は2月の平日で、夕方頃に名古屋をでる列車で、自由席利用者に対して、荷物は網棚か膝の上に、と言う放送があった一方、グリーン車はガラガラで4分の1程度しか乗っていませんでした。短距離利用者が多く、一方普通車指定席も満席の旨の案内はありませんでしたが、それだけ人気のない証拠でもあるのでしょうか。



 普通席の写真です。この写真を見れば、上の青い座席はグリーン車だと分かるような気がします。
 4列配列にするには、定員確保のためだといいわけをする会社が存在しますが、この列車は、自分の乗ったときや他の情報を見る限り、定員に見合った利用客数は座っていませんでした。(長野オリンピック以降、少ないのでは?)

 これらの室内写真の車両番号(普通席除く):クロ383-7



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