JR東海・新幹線100系

……こだま、ひかり号 のグリーン席

 100系とは、国鉄時代に利用客低下を食い止めるために開発された列車で、85年に試作車がデビューしました。編成によって、営業しているか否かは別として食堂車かカフェテリアが連結されていますが、東海/西日本の会社間以外では座席は変わりません(一部東海の列車が西日本に渡ったような場合は除く)。グリーン車は、2階建て車輌の他に、平屋建ての車輌もあります(最終的にはこの車輌だけがグリーン車喫煙席でした)。86年11月に営業運転を本格的に開始しました。
 そして、新品川駅開業を目前とした2003年9月16日に、廃止されました。


詳細はアイコンの説明をご覧ください

 その他のサービス:冊子(WEDGE、ひととき)…L&Gは廃止
 音楽のサービス内容:5チャンネル(Classic、Popular Music、Artist Collection、English Conversation、Radio)(2001年9月現在・2ヶ月ごとにプログラムが変わります)




 2階建て車輌の全体写真です。間接照明です。



 こちらは、平屋建てグリーン車の全体写真です。こちらも間接照明です。



 10年以上前の座席だけあって、デザインは古く見えます。中央の肘掛けにある音楽を聴く装置は、イヤホンの挿入穴、チャンネル(一つのボタン)、音量(+−)のみです。2000年の3,4月まではポケットに番組表がありましたが(持ち帰り可能)、それが2000年4月にL&G誌と一体化したのですが、L&G誌そのものが廃止になりました。そして2001年8月に「ひととき」が創刊され、番組表はそれに掲載しています。その「ひととき」の内容は、L&Gとそれほど変わらないように思えます。平屋建ての座席は、この席と変わりません。



 テーブルは満足的なサイズ・配置です。上には読書灯とスポット空調口があります。



 フットレストの靴をのせるところは布張りです。テーブルの裏には、列車の配置図(トイレや電話の位置など)があります。



 奥にある扉は電話室(個室のように扉、いすもある)です。この電話は、呼び出されたときでも利用できます(現在では事実上の廃止で、最近は携帯電話の普及でありがたみは低くなってきているが、ビュフェやカフェテリアが営業している新幹線の車内に電話を掛け、呼び出すことが出来る)。
 写真の手前部分には、時刻表の他に週刊誌(週刊新潮やNewsweek)が備えてあります(2001年9月現在、時刻表さえもなくなったようです)。

 これらの室内写真の車両番号:149-108

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