JR東海・新幹線700系
……こだま、ひかり、のぞみ号 のグリーン席
700系とは、100系の置き換えで97年にデビューしました。先頭車両の外観の形状が、カモノハシに似ています。
JR西日本所属の編成(B編成)の座席は、大きく異なっております。
詳細はアイコンの説明をご覧ください
その他のサービス:冊子(WEDGE、ひととき)
音楽のサービス内容:5チャンネル(Classic、Audio Special、Artist Collection、English Conversation、Radio〔NHKラジオ第1放送〕)(2008年10月現在・2ヶ月ごとにプログラムが変わります)
室内空間は、普通席と比べると、柔らかい色の照明ですが、天井の造作の意味がよく分かりません。暗めの照明のため、300系から続いている光る広告が、夜になるとさらに目立ちます。
枕は、500系やJR東日本の新幹線のような、ふかふかした、高さの変えられる枕が付いているわけではありません。リクライニングしない状態は、それほど窮屈には感じません。
バックレストの、上に行くに従ってすぼまるデザインが影響しているのでしょうが、隣の席は倒さず、自分の席だけリクライニングを倒すと、座席の中央の隙間から、後ろの人が比較的安易に見えてしまいます。プライバシー的にも良いとは言えませんし、仕事目的での移動を対象とし、仕事で移動する人が大半であろう、東海道新幹線の座席がこれでいいのか、という感じもします。堅さなどは、良くもなく悪くもなく、といった印象です。
リクライニングの角度は、こんなものか、という印象ですが、問題はスイッチです。
最近の座席のボタン式に対し、この座席は、昔の座席ような、レバー式になっています。レバーの場所は、座席によっては灰皿があった位置の、一つ上の写真の方が分かりやすい位置(灰色の部分です)にあります。0系などの“昔の座席”と同じような場所です。
あえてレバー式にしたそうですが、デビュー当時の説明は、“他の座席にあわせるようにした”的な話でした。しかし、当時からすでにレバー式の座席は少なく、主体はどちらかと言えばボタン式で、単なる懐古主義なのか何なのか、違和感を覚えましたが、実際の所は、壊れにくい的な意味合いがあるようです。
読書灯は、300系のように、音楽のコントロールパネルにスイッチがあるわけではなく、天井にあり、操作する際は一度立ち上がらないといけません。
フットレストは、横にレバーがあり、これで高さを調整します。これが、0系など昔の座席の場合、レバーを踏むことで一番下まで下がりますが、この座席のフットレストを下げる場合は、片方の足でフットレスト本体を踏みつけながら、もう片方の足でレバーを踏まねばなりません(つまり、そのレバーは上げる機能を持つ)。今までは片足で操作できましたが、700系については両足を使わねばならないわけです。自由な角度で止められるのは利点ですが、今までの操作からすると真逆で、リクライニングボタンのポリシーがばかばかしいです。
これらの室内写真の車両番号:718-18
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