JR東日本・E351系
……スーパーあずさ号 のグリーン席
E351系は1994年12月に営業運転を開始した、JR東日本初(今現在、唯一)の振り子電車です。スーパーあずさ号として使われているだけではなく、湘南新宿ライナー号としても使われています。


詳細はアイコンの説明をご覧ください
その他のサービス:シートヒーター(強/切/弱の3段階操作可能)


振り子列車なので車体の絞り方が激しく、室内空間も狭くなってはいますが、更に(183、189系は2-1配列だったのに)2-2配列に戻ってしまいました。しかし、最近のJR東日本のグリーン車に比べると、グリーン車らしい感じです。少し奥にある仕切りみたいなものは、禁煙席/喫煙席を区切っていた跡です。
この車両は「2次車」ですが、「1次車」は、座席の布の色が、茶色系です。

中央の肘掛けが非常に狭いです。その肘掛け下部にある白いスイッチみたいな突起物は、カップホルダーです(次の写真を見ると何となく分かるかもしれません)。普通席にも背面部にカップホルダーがあります。寸法を見ると、改造されたあずさ号よりも狭く実際も、やはり狭く感じたのは言うまでもありません。また、数値以外にもいろいろな汚点が見つかりました。まずは、床は客室内全てがビニール張りです(それ以外は、下の方をご覧ください)。
一応、数少ない、この列車の普通席とは違いを挙げると、客室内がベージュの照明で、夜などは外から見ると、グリーン車だと分かります。また、座席のデザインはE3系などと違い、グリーン車とわかるデザインです(ただし、普通車と言われても疑問に思わない人もいるかもしれませんが)。テーブルが、背面とインアームの二箇所にあります。シートヒーターがあります。

中央肘掛けにある黒いスイッチはリクライニング、窓側にあるスイッチはシートヒーターです。乗り心地の面では、揺れなどは従来のあずさよりはなくて良いですが、カーペット張りではないので、音を吸収できないのは事実です。リクライニングはまぁまぁで、あずさ号よりも、枕は単純に厚みはあるのですが(リクライニングしても座りづらくはなくなってきているような気がする)、ヘッドカバーが紙なのは良いとは言えません。またその枕は、枕と言うより板に布を貼っただけのような状態で、非常に安っぽいです(持ち帰っても、全然罪悪感が出ないほど)。
そして、私が普通の状態で座っていると、肘が壁に当たり、快適ではありませんでした。

窓枠そのものには、車体の絞り方のこともありものは置きづらいですが、窓の柱の前に小物置きがあります。その小物置きにもカップを置くために用意したのかくぼみがあります。フットレストには、両面に布が張ってあり、しかも両面とも同じ柄なので、靴ごと乗せていい面なのか、靴を脱がねばならない面なのかがわかりません(普通は、両面が布張りでも、柄や布の材質で何となくは分かります。また、面が斜めだと靴のままOKの一方、床上と平行だと靴を脱ぐ面という、暗黙の原則があります。ところが、この場合、斜めも平行もよく分かりません)。ひっくり返せるようになっているので、どちらかがどちらかなのでしょうが。

ここは隣に車椅子を置くために一席空けています。この席は、旧喫煙席に置いてありました。

この列車のグリーン席も、決してよいとは言えません。しかし、この列車がJR東日本最後の「グリーン車らしい座席」になってしまいました。スーパーでも新型車両でもないあずさ号は、高速バスとの競合のために高サービスを目指して改造された編成が多く混じっています。ところが、この列車は、特にグリーン車に至っては手を抜いたといわざるを得ません。
ちなみに、この座席は狭い旨車掌に伝えると、「この列車は一番グレードが低い」というものでした。会社としても見捨てているのですかね...。
これらの室内写真の車両番号:サロE351-5
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