JR東日本・E657系
……ひたち、ときわ号 のグリーン席
常磐線の特急の651系とE653系の置き換えとして、12年3月にデビューしました。常磐線用のE653系にはグリーン車はないため(その先代の485系もなかった覚えが)、この車両に全車置き換え後は、常磐線の特急には、全列車にグリーン車が付くようになりました。
詳細はアイコンの説明をご覧ください
ヘッドカバーの色以外は、成田エクスプレス用のE259系とほとんど同じです。
乗降ドアが開き、車掌室、多目的室を通って、客室に入ります。乗降ドアから客室まで遠く、保温性や静寂性は高まるのかもしれません。
絨毯が敷いてあり、(普通席より)座席間隔が少々広い以外は、相変わらずぱっとしないグリーン席です。肘掛けは、幅の狭さはともかく、今までと同じような素材(人工の革)になりました。変なメッシュを使わないので肌触りは悪くありません。
その幅の細い肘掛けにAC100Vの電源があります。背面テーブルにはその説明があります。全区間東日本区間で走るのに、60Hzです(とは言っても、電子レンジを使うわけでもないわけで、大きな問題はないとは思いますが…)。また、683系2000番台と同じく、デッドセクションを通過しますが、LEDのインジケータも無いので、色々な意味で分かりづらいです。
リクライニングはそれなりに倒れます。倒すと、座面が少々前に出ます。
枕は薄っぺらさは感じないもののふかふか感がありません。テンピュール枕とは違う、低反発素材を使っているようです。上下の移動はできます。同じく座席全体もふかふか感というか、柔らかみがありません。
テーブルは、前後に移動できます(約10cm)。天井には読書灯などはなく、空調の調節だけです。窓側に座っていると、手元に天井の照明が当たっているように感じました。天井の照明=消せるわけではないので、寝たいときはまぶしいです(※8Aに座った感想です・8A席は、他のA席と比べ通路に寄っているので、そう感じるだけかもしれません)。
フットレストは跳ね上げ式なのは変わらずほぼ棒状のもので、普通席のスカイライナーの方が質がよいです。布面を用意しても、靴のまま使ってしまう人がいるからではないかと推測しますが、そのために簡素化して粗悪にしてしまうのは、いかにもJR東日本らしいです。
8A,8D席は両方とも一人掛けで、しかも両方とも車椅子対応です。この写真の方が、フットレストの形状がよく見えますね。
この車両は5号車で、この先は4号車です(この列車は上野行き)。4号車の5号車寄りはデッキ・乗降扉がないので、4号車の利用者が降車するとき、ここまで来てしまい、騒々しくなるかもしれません。
これらの室内写真の車両番号:サロE657-6
資料のインデックスに戻る