JR東日本・E217系

……快速・エアポート号 のグリーン席

 横須賀・総武快速線の113系の置き換えのために94年にデビューしました。基本的な走行性能は209系と同じです。
 この座席は、徐々にですが、E231系と同じような座席に更新し、現在はありません(2010年後半頃にはなくなったようです)。


詳細はアイコンの説明をご覧ください




 地下階です。壁面が、下へ行くに連れて窄んでいっています。



 2階席の座席です。この列車も、階によって座席の柄が違います。E217系は座席が大きく変わりました。まず見える部分がデザインの話ですが、肘掛け部分です。また、中央の肘掛けが小さくなってしまいました。そして片持ち式(座席、つまり重力を支えるものが、今までは暖房装置と兼用していて大きかったのですが、片持ち式になり、壁側にある柱の一カ所だけになりましたが、そのおかげで、足が伸ばせるようになりました)です。また、回転するときは、肘掛け後ろにレバーがあり、それを引きながら座席を回します。



 角度などに関しては、今までの座席とはさほど変わりません。



 2階席です。よく見れば分かるかもしれませんが、読書灯がなくなりました。ただし、地下階には今まで通りあります。

 静寂性が保ち、リクライニングでき、テーブルもあるので、小旅行にはとっておきの車両です。ただ、あまり安いと静寂性は保てないかもしれませんが、料金はちょっと高いような気もします。座り心地は、あくまでグリーン車ではなく、普通席と同じです。普通のグリーン車と比べると肘掛けの高さは少し低く、中央肘掛の幅も狭いです。また、リクライニングも決して深くはありませんが(リクライニングしないと多少圧迫感はある)、体のフィット感などは、悪くはありません。これと同じ種類の座席は、一時期「秋田リレー号」という気動車特急(秋田新幹線の工事のため、田沢湖線が運休している期間に、北上から北上線経由で秋田までの列車が走っていた)の普通車として使われていました。



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