JR東日本・E531系

……常磐線 のグリーン席

 403系、415系の後継車種ですが、この形式になってからグリーン車が付くようになりました。E531系そのもののデビューは2005年ですが、置き換えている間にグリーン車を連結することになりました。2007年の初めのうちからグリーン車両そのものを連結し初め、E531系に完璧に置き換わるまで=全列車にグリーン車両が用意されるまでは、グリーン席は普通席として開放され、常磐線の普通列車グリーン車としては、2007年3月にサービスが開始されました。


詳細はアイコンの説明をご覧ください




 地下1階です。今までの2階建て普通列車グリーン車車両、E231系と、ほとんど同じです。座席の寸法に若干差がありますが、おそらく誤差の範囲だと思います。天井の照明のカバーが、プラスチックのカバーではなく、金属のふたに穴の空いたようなものになっています。どうやら、これらは、難燃性のためのようです(プラスチックのカバーの場合、火災が発生したとき、溶け落ちてしまう)。



 2階です。E217系から続いている、読書灯がないのは変わりません。



 E231系と同じ座席でしょう。色合いも同じです。



 座った直後から、背は少し倒しておいた方がいいような角度です。そのリクライニングは、思ったよりよく倒れました。が、最大にして寝ようとしても、胸を張ったような状態になります。そのときは、前の方にずれれば(浅く腰掛ける)、ちょうどよくなります。写真を見ると座面がずれているように見えていますが、スイッチでズレる仕様ではなかったはずです(たまたまズレただけです)。
 枕は堅めで分厚いです。背を倒しても、枕は薄く感じませんでした。



 E231系と唯一違うのが、背面ポケット付近に見える、ゴム輪でしょう(もしかしたら、E231系へも追加で付けられたかもしれませんが)。上に上着掛けのフックがあることから、上着を束ねるわっかだと思いますが…その割には小さなような気がします。
 車内販売ももちろんあり、ポケット内にメニューが入っています。



 写真手前左側の、座席を2席分削った機械室や90名の定員など、基本的な構造は211系から変わっていません。
 車内販売は、飲み物(ソフトドリンク・アルコール)、お菓子、オリジナルグッズの他に、常磐線らしく納豆も売っていました。



 最前列の席には、カップホルダーとゴム輪がありません。

 これらの室内写真の車両番号:サロE531-6



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