JR東日本・新幹線E2系1000番台

……東北新幹線(主にはやて) のグリーン席

 E2系は、97年にデビューした車両で、足回り的には、JR東日本管内の、標準軌の新幹線の全路線で走れます。そのため、JR東日本管内を走る新幹線の標準的な車両という位置づけです。
 1000番台は、はやて用に増備された車両で、グリーン車と先頭車の台車にはフルアクティブサスペンションを備え、乗り心地を向上させています。

 ドリンクとおしぼりのサービスは、15年3月のダイヤ改正で廃止になりました。
 詳細ページ:交通機関批評文 LQC化のますます進むJR東日本・2015年03月に変化


 内装は、0番台よりも、高級感があります。特に天井部分が大きく変わりました木目が増え、変な造作がなくなったため、落ち着いたといった感じです。また、窓の上にはサーキュレーターとしての吹き出し口があります。そして、窓のサイズは、普通席は実質大きくなった一方、グリーン車は小さくなりました(780mm×635mm)。



 1000番台には、本来はバックレスト上部にグリップがあるのですが、車両がトップナンバーのためか、この車両にはありません。それ以外は、0番台の座席とは大きな差はありません。



 リクライニングを一番深くした状態は、まぁちょうどよい、という程度ですが、全く傾斜しない状態では少し窮屈です。テーブルの面積は、満足的です。フットレストの、靴を脱いで置ける面は、足などで重みを掛けないと、靴を履いておく面に戻ってしまいます。



 上着掛けのフックは、バックレスト上部と、窓枠(この写真の右上に見えます)にあります。



 この一人掛けの席は、車椅子利用客用の座席です。そのため、座席には、飛行機でもないのにシートベルトがあります(これで車椅子を固定する)。



 0番台と比べると、LEDの表示器が小さくなり、また、見づらくなっているような気がします。
 ページ上部に記載してある、フルアクティブサスペンションですが、実際は、確かに違うように感じます。「滑らか」といった感じで、他の列車と同じ速度で走っているはずですが、揺れの具合が「速度が遅いのかな?」という具合でした。しかし、「体感」できるほどの差はありません。時々、飛行機が陸上を走行しているときにあるような、窓ががたがた揺れるような、縦揺れのような現象が発生していました。


<大便器(洋式)>

 公共スペースのページに掲載する前に掲載します。
 この車両の、大きな売りの一つはこれです。やはりウォシュレットがあるのは大変いいことです。品番上はTCF6020#SS4ですが、 ムーブ洗浄ややわらか洗浄がないなど、実際の機能的にはTCF2020相当でしょうか。ノズルはJR東日本が開発したという話ですが、ノズルの水勢は、なかなか強く、文句ありません。水の使用量は少ないようですが、ウォシュレットアプリコットシリーズのワンダーウェーブとは違っています。補助操作部(便座や水温の温度調整ができる)は、蓋がねじで止められていました。
 便座だけではなく、便器の構造も0番台とは違っており、紙巻器や便座クリーナーの位置が変わり、紙巻器がINAX製に変わりました。


 これらの室内写真の車両番号:E215-1001



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