JR北海道・DC281系

スーパー北斗号 のグリーン席

 95年にデビューしたJR北海道初の振り子気動車です。JR北海道の高サービス特急列車の先駆け的存在です。
 2011年10月〜13年3月頃にリニューアルがあり、この座席には座れなくなりました。車両全体は2022年9月30日で定期運行を引退しました。


詳細はアイコンの説明をご覧ください
※ドリンク・おしぼりサービスは、2016年3月を持ってなくなりました。

 サービスされる飲み物の内容:冷…ウーロン茶、オレンジジュース、温…コーヒー、緑茶(2012年05月現在)




 振り子列車なので、左右のバランスを保たねばならず、配列が中央で2-1から1-2に変わっています。座席番号も、AB-DからA-CDに変わるため、注意が必要です。



 振り子ディーセルカーの乗り心地ですが、まずはスピードは申し分ありません。車体を傾斜しながら走っていきますが、実に爽快です。エンジン音もうるさくなく、座っている分には特に問題はなく、窓枠に置いたものが落ちることはありませんでしたが、歩くときはやはり辛いです。グリーン席には立っている人が掴まるようなものが無く日頃歩き回る乗務員は大変なことだろうと思います。



 1列に1枚の窓でも、カーテンは前後に2枚。状況に応じて使い分けられそうです。
 リクライニングすると、シートバックの傾斜と同時に座面も少し前に出る構造です。
 ヘッドレストは、自動車のそれと同じように、上下と前後(厚み)が調整できます。一部は、前後だけしか調整できない座席もあります。
 テーブルは半面インアームテーブルのみです。



 フックは、背面にあるフックの他、窓枠にもあります。
 写真左下には、音楽サービス用のコントロールパネルがありますが、2011年10月末に終了し、電源は入っていません。



 一人掛けの座席です。配列が1-2から2-1に変わる中間部分も一人掛けです。



 この列車には、客室乗務員が乗務しており、検札などの業務もこなします。また、始発駅出発前に毛布や雑誌の貸出をしていました。その時に駅弁を頼むと、出発前にもかかわらず持ってきてくれ、更にサービスの飲み物やおしぼりも持ってきてくれました。

 これらの室内写真の車両番号:キロ281-1



資料のインデックスに戻る