JR九州・783系

……かもめ、きらめき、ドリームにちりん、にちりんシーガイア、ハウステンボス、ひゅうが、みどり号 のグリーン席

 783系は、全JR7会社になって一番最初に作られた車両です。デビュー当時は「ハイパーサルーン」と称して(今でもそう呼ばれていますが)高サービス列車を目指し、“ハイパーレディ”と言う愛称の女性乗務員を乗務させていましたが、今では485系787系・有明形と同程度のサービス(車内販売のみ)になってしまいました。しかし、この列車から、JR九州は高サービス会社として発展していくようになりました。


詳細はアイコンの説明をご覧ください
※飲み物は、JR九州内で切符を購入した場合はその時、それ以外で購入した場合は乗車後車掌より、「ドリンク券」をもらい、売店などで引き替えます。2010年3月をもってなくなりました。

 その他のサービススリッパ(2009年夏頃になくなりました)




 普通席から歩いてグリーン室に入ると、座席も窓も大きいので、開放的な気分になります。
 この写真は扉の間近から撮った写真です。この列車は、扉が全車両真ん中にあり(=真ん中にデッキがある)、2つのパーティーションに分けることが出来ます。そのため、グリーン車と普通車や禁煙席と喫煙席を一つの車両に用意するときに区切りの壁などを作らずに済み(れっきとしたそれぞれの客室になる)、色々な席の種類を用意したくても利用客が多くない列車に丁度良く作用する列車です。後ろは運転室で、窓が大きく、前面展望が出来ます。



 機能的なものや寸法的なものは、485系と似ています。シートの柄は787系・つばめ形と同じです。枕の部分も比較的堅いが、最頂点が一番厚いのを境に、斜めに薄くなっている。全体的に、厚みが少し足りないかもしれない。



 景色を良く見せたい列車なので、前面展望はもちろんですが、横側の窓も高さが高いです(縦長の窓ですね・ただし、先頭運転室側以外の全客室・パーティーションはここほどは高くない)。



 この列車には以前、高サービス列車と言うこともあり、個人用テレビが背面テーブル付近にありました。中央肘掛け部分にはコントロールパネルがあった跡が残っています。背面部分にはそのような跡がないことから、バックレスト部分は丸ごと取り替えたと思われます。
 ポケットの右にはカップホルダーもある座席もあります。



 一人掛けの座席です。展望列車なので、座席部分の床が嵩上げしているのがわかります(後ろの部分を見ればわかります)。



(写真が欠落しており失礼いたしました・13/05/12)
 この写真では分かりづらいですが、使用灯が、客室扉の斜め左上に、小さくあります(トイレは男女別なので、それぞれ)。遠くにいると、何かの、業務的なランプにしか見えませんでした。
 この列車は(私が乗ったときは、みどり号)、かもめ号とハウステンボス号と併結し、中には13両編成の大所帯となることもあります。これらの3列車ごとに通り抜けが出来ないので、車掌はそれぞれの列車に乗務することになると思いますが、どういう設定をしているのかが分かりませんが、3人がそれぞれ放送しているようで「重複」している状態になり、聞き苦しく聞こえることもありました。



 一部の列車には、このような、展望仕様の座席もあります。
 この列車がデビューして10年程度経ってから、大リニューアル工事が施されました(理由は当時同じ区間を走っていたつばめ号に客を奪われたから)。外観や客室内の所々が現在のJR九州カラーに替わりました。その際に、グリーン車からテレビが撤去されました。

 これらの室内写真の車両番号:クロハ782-3(一部を除く)



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