JR四国・8000系

……しおかぜ、いしづち号 のグリーン席

 1992年に、高松〜伊予市間の電化に伴いデビューした、国鉄時代を含む四国初の電車特急です。
 2004年10月より2006年11月にかけてリニューアルし、この座席には座れなくなりました。


詳細はアイコンの説明をご覧ください




 この先は運転室です。座席の前の壁にも窓ガラスがあり、一番前の座席(ここでは一番後ろの座席)は、展望が楽しめます。



 座席は大きく重厚感があり、グリーン車らしい座席です。この列車は前面展望を目玉にしているはずなのにも拘わらず展望には適さないデザインです。ただし運転室と客室の間のデッキは事実上展望スペースで、座席が展望仕様である必要はないかもしれません(JR九州の場合はこのスペースを、デッキではなく立派な展望スペースに割り当てているところと比べると、アピール上も含めて少しもったいないです)。



 リクライニングの深さは座席相応ですが、ボタンを押しても元に戻らず(故障?)、手で元に戻しました。



 ごく一般的なフットレストです。背面ポケットに入っている冊子(雑誌)は、持ち出し禁止です。四国内の情報誌ですが、JR四国が発行したものではありません。



 一人掛けの座席です。しおかぜ号の場合、四国内では海側の席になり、カーブによっては海側に傾斜することもあり、迫力感があります。



 乗り心地は、振り子列車独特の歩きづらさは仕方ないですが、小刻みの縦揺れが気になりました。また、力行(アクセル)からニュートラルにするときなど、通勤列車並に衝撃が大きいような気がしました。
 出発してからすぐ、検札と共におしぼりが配られますが、それらを担当するのは車内販売の担当者ではなく、車掌が行います。更に岡山発の場合、JR西日本の車掌が行います。
 この列車でもJR九州と同様、清掃の不備はありました。清掃の様子を見てみると、座席を回転させ、見えるゴミを回収する程度しか行っていないようで、リクライニングが微妙に元に戻っていなかったり、フットレストが初期の高さになっていませんでした。

 これらの室内写真の車両番号:8001



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