JR四国・DC2000系

……しおかぜ、いしづち、南風、宇和海号 のグリーン席

 試作車両としては1989年、量産車としては1990年にデビューした、振り子列車の気動車です。この組合せは世界初のようです。




 途中駅からの乗車だったので既に、一番前に乗客が座っていたため、この写真は5列のように見えますが、横3席×6列=18名の定員です。
 奥にLED表示器がありますが、自動放送を含めて、外国語の案内がありませんでした。



 座席は大きく重厚感があり、グリーン車らしい座席ですが、前面展望を目玉にしているはずなのにも拘わらず展望には適さないデザインです。ただし、一番上の写真を見れば想像が付くとおり、乗務員室−デッキ(乗降扉)−グリーン室となっていて、デッキが事実上展望スペースで、座席が展望仕様である必要はないかもしれません(JR九州の883系の場合はこのスペースを、デッキではなく立派な展望スペースに割り当てているところと比べると、アピール上も含めて少しもったいないです)。



 リクライニングの深さは座席相応です。
 国鉄時代のものに近い、大きなフットレストです。



 折角大きな座席なのに、床がビニール張りです。

 これらの室内写真の車両番号:2006



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