JR西日本・485系(489系も含む)
……雷鳥、はくたか、急行・能登号など のグリーン席
この485系は、外観が“国鉄色”と言われるオリジナルのままです。また、普通席は多少のリニューアルを施してありますが、グリーン車はおそらくデビュー当時のままと思われます。
JR西日本の485系(改造されて形式が変わった183系は除く)は、2011年03月11日に廃止になりましたが、その前から、この座席には定期列車では座れなくなっていたようです。
肘掛けに布がある、床面には赤色系の絨毯が敷いてあるという、国鉄時代のグリーン車の特徴がしっかりと残ってあります。
リクライニングはしていないものの、他の座席と比べると少し傾斜させている?と言うような角度で、座面には硬さがなくふにゃふにゃした感じです。中央に肘掛けがなく、隣に人がいなければ広く使えますが(こんな座席に座らなくても、少し待てばよい座席で速い列車に座れるのですが)、満席などで知らない人がいると災難です。カーペットは、通路にしか敷かれていません(座席の前の床はビニールです)。
最新のグリーン車と比べても、リクライニングの角度は十分でしょう(ただし段階式で、好きな位置には止められませんが)。しかし、テーブル(...と呼べるのかどうかはいささか不明)も国鉄時代のもの以来で小さく、またテーブルを使うときは肘掛けが使えません。お弁当を食べたりするときは不便です。しかし、以前は食堂車などがありそこで食べられ、また今ほど車内で仕事をする人は少なかったと思われるため、今ほど不便ではなかったのかもしれません。
座ると、窓が高い位置に見えます。更にその窓のサイズも小さいです。ただ、窓枠には物を置きやすいです。
典型的な国鉄車両です(見上げればすぐに分かるエアコン、パイプだけの荷棚、かろうじてカバーだけが掛かっている真っ白い照明)。前の方に見える扉は、グリーン座席の幅のことがあり、幅が狭いです。また、横引き戸ではなく、押す/引くタイプのドアです。
最前列のみ(もちろん一番後ろの座席も)、まともなテーブルがあります。
これらの室内写真の車両番号:サロ481-36
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