JR西日本・485系(パノラマ型)

……雷鳥号 のグリーン席

 この485系は、スーパー雷鳥号の専用車両でしたが、そのスーパー雷鳥が、2001年3月に廃止。車両そのものは、塗色が変わり、しらさぎ号として再び走り始めました。しかし再び、そのしらさぎ号が(2003年秋には全編成が)新型車両(683系ですが、サンダーバード号用の683系とは少し違います)に置き換わったため、塗装は国鉄色にし、雷鳥号として2003年6月から走るようになりました。
 スーパー雷鳥時代は、1号車は禁煙の展望グリーン車、2号車は喫煙の普通のグリーン席(座席的には、485系座席改良型と同じ)とラウンジがありました。
 JR西日本の485系利用の定期列車としては最後まで走っておりましたが、2011年03月11日を最後に、485系そのものが定期列車ではなくなりました。




 特に派手でも地味でもない車内です。照明は、天井の直接照明だけです。座席的には、213系の2-1配列版、といったところでしょう。



 頭の部分が欠けているので、自動車の座席に似ていますが、これは、後ろの座席の利用客も前面展望ができるようにするためです。それ以外は、485系座席改良型と、ほとんど変わりません。
 以前は、中央の肘掛け部分に音楽のコントロールパネルがありましたが、今は撤去されています。



 JR西日本のグリーン車の中で、まともなサイズのテーブルです。座席は、リクライニングしなくても、そこそこよい傾きです。
 フットレストは、靴を載せる面(奥の座席)、靴を脱ぐ面で床と水平の状態、それを傾けたもの(手前の座席)の3段階に調整できます。



 車両の中には、元は普通車の車両を改造したために、窓枠と座席が合わない車両もあります。



 座席部分の床が少し上がっています。しかも、一段高くなっているところの、主に足をおくところでは、何故かカーペットが二重に敷かれていました。



 このように、後ろからも、運転席の窓が見えます。
 しらさぎ号(名古屋〜米原〜富山間)での車内販売の話ですが、北陸おなじみの2カート方式(駅弁+お茶だけを販売するカートと、それ以外〔飲み物やおつまみ、お土産等々〕を販売するカート)で、駅弁は、名古屋〜米原間の東海道線内と、米原〜富山間の北陸線内は別の会社が販売します。そのため、富山行きの列車に乗ったとき、東海道線内で駅弁のカートが来て、「あのお弁当は美味しそうだから後で買おう」と思っても、その次に来たときには売っていません。ちなみにメニューは、東海道線内は肉類、北陸線内は魚介類が多いです。



 その運転席です。運転席の窓がとても大きいです。一番前の特等席は、1A,1B,1C席(とりあえず、1号車です)で、米原→富山行き、米原→名古屋行きで一番前になります。運転席後部真ん中の機械は冷房機のようで、直径150mmのエルボ継手が、風向きを調整します(あくまで運転士の冷房の話)。

 これらの室内写真の車両番号:クロ481-2103


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