公衆電話の特徴


 公衆電話の特徴のページです。まずは、飛行機のものにしろ、列車のものにしろ、テレホンカードしか使えません。時代の流れ的には、特に列車の場合は携帯電話の普及で、あまり使われなくなりつつあり(飛行機の場合は携帯電話は使えませんが)、新幹線以外は廃止になりました。
 以前はこういう場所があったんだよと言う、アーカイブ的なものとしてご覧ください。


飛行機の公衆電話の特徴


 国際線の場合、座席ごとに電話が出来る機材もありますが、国内線にはありません(あっても使う人はほとんどいないでしょうが)。

 日本エアシステムのエアバスA300-600Rの公衆電話です。ここは、トイレの壁にあります。この機材に限らず、ほとんどは何処か空いている壁にあります。

2004年3月をもって、この公衆電話はなくなりました。
情報元
NTT DoCoMo・Webサイト内 「航空機電話サービス」及び「衛星航空機電話サービス」を終了
JAL・Webサイト内 国内線航空機電話サービスの終了について
…利用者が全くいない、と言うのがその理由のようです。携帯電話を持っていても、上空では使えませんでしたが…。


鉄道の公衆電話の特徴


 新幹線の公衆電話は、線路に電話用の線が敷いてあるようです。そのため、「この区間は使えません」はなかったはずです。
 2004年6月まで、一般電話から、新幹線車両に呼び出すことが出来ました。それが出来たのは食堂車やビュフェが営業してある列車だけでした。しかし、晩年は、携帯電話を持っている人も増え、直接携帯電話に掛けた方が多かったはずですから、時代の流れでしょう。

 在来線列車の場合は、NTT DoCoMoの携帯電話とほとんど変わらないはずなので、トンネル区間だと通話がとぎれます。トンネルが多い区間などを走る列車は、「この区間は使えません」という案内ボードがあります。
 在来線の電話も、JR、私鉄を含めて廃止されました。山形新幹線と秋田新幹線(東北新幹線区間を除く)も、同じく使えなくなりました。
 廃止前にデビューし、公衆電話用のスペースを設けていた車両の大半は現在、携帯電話コーナーになっています。

オープンタイプ

 上の写真はJR東日本183系の公衆電話です。元々公衆電話がなかったものを、悪く言えば無理矢理付けたか、設計の時点から、スペースに余裕がないのでここに付けるしかなかったかです。主に、国鉄時代の在来線特急列車の車両と、JR東海の車両で見られます。

3面壁タイプ

 JR西日本681系の公衆電話です。ある程度、壁で仕切られたものです(扉はありません)。最近の列車のほとんどが、このタイプです。

完全個室タイプ

 新幹線100系の公衆電話です。この写真は、椅子とドアがある、最高級タイプです。窓を隠すカーテンもあり、更衣室にもなります。椅子まである公衆電話はほとんど見かけません。たいていのタイプは、扉があるだけです。
 余談ですが、東海道・山陽新幹線、東北新幹線のグリーン個室からは、コレクトコールで通話が出来ました。




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