JR東海・新幹線300系
<大便器(洋式)>
型番…自動水栓:TOTO TEL1B、紙巻器:TOTO YH110
腰から下の壁・便器・カウンター・床が、FRPの一体成型です。100系と似たようなモノですが、100系は便器洗浄が循環式で、ステンレス製です。
小便器が用意されているので大きな支障はないとは思いますが、トイレ(洋式)は、縁の部分が大きい=ボウルの断面が狭いため(縁は、便座と同じ面積)、男子小用のことはあまり考慮されていないようです。また、車両にもよるのかもしれませんが、洗浄の際、白い泡が出て洗浄されます。一部気動車のトイレで見かける方式です。
<大便器(和式)>
型番…自動水栓:TOTO TEL1B、紙巻器:TOTO YH110
一般的な建物のトイレ(和風便器)は、場所がとれないと和風便器を斜めに設置しますが、ここでも同じようです。
<洗面所>
型番…自動水栓:TOTO TEL1B、水石けん入れ:TOTO TS126R
トイレの手洗器とサイズが近いほど、狭いです。後継の500系に似ていますが、三面鏡や独立した化粧棚があった先輩の100系と比べると大きく退化してしまいました(写真には見えませんが、温度調整のサーモスタットは存在します)。300系のテーマは、軽量化による速度向上とのことで、その分座席の座り心地も犠牲になったようですが、ボウルとカウンターが一体成型で味気なくなっているのは、軽量化のためでしょうか。
水石けん入れは、鏡の裏に隠れています。
<男子用小便器>
型番…ストール小便器:TOTO U308C、自動フラッシュバルブ:TOTO TEA90、自動水栓:TOTO TEL30A(特殊品)
軽量化を目指した割には、小便器は陶器製です(100系はFRP製=陶器と比べれば軽量だったのですが)。
<公衆電話>
電話では、「この列車は 列車名 ###号」という表示が出ます。下にはゴミ入れがあるのは、場所の有効活用でしょうか。
<売店>
デビュー当時は、このようなオープンカウンターにして、グリーン客用の食事メニューなどを用意していたりしたようですが、晩年は壁で覆われ、普通の車内販売基地となってしまいました。
これらの写真の車両番号(一部):319-5
このページの座席ページ CS300 に戻る
資料のインデックスに戻る