JR東日本・251系


この列車の公共スペース:大便器、洗面所、小便器、公衆電話、多目的室(編成内)、サロン、子供室(編成内)

 <車両内部を上から見た図>

※各種アイコンは、<車両内部を上から見た図>アイコン御案内をご参照ください。


 <大便器(洋式)>

  品番…普通便座:TOTO TC290、自動水栓:TOTO TEL1B、紙巻器:TOTO TS116W、シートペーパーホルダー:TOTO YR30、インテリア・バー:TOTO TS133A3
 白系のシンプルなトイレです。製造時期が近い255系と大きな違いはありません。身障者用トイレではない、ということを考慮しなくても、現在の特急列車と比べると、少し狭いかもしれません。


 <洗面所>

  品番…自動水栓(車載用):TOTO TEL30A系、水石けん入れ:TOTO TS127G
 新幹線車両のように、線路と平行に位置しています。鏡の裏に照明を埋めて、間接照明にしているのが特徴的です。
 大便器と小便器用にある手洗い用の自動水栓はTEL1Bで、洗面所用の水栓は、TEL1Bよりも新しいTEL30A系です。洗面所の水栓がよく使われるから取り替えたのでしょう。


 <男子用小便器>

  品番…ストール小便器:TOTO U308C#SD1、感知フラッシュバルブ:TOTO TEA90、自動水栓:TOTO TEL1B
 小便器は線路と枕木に対して斜めに設置されています。
 特筆すべきは小便器そのものです。E251の方はU104、この小便器はU308Cです。U104が壊れてU308Cに替えたとすると、給排水の位置が大きく異なります(分かりやすいのが、フラッシュバルブのセンサーの位置が、こちらのページの方が高い)。同じ形式でも、車両によって形式が違うのは意外です。U104だと小さくて不評だったのでしょうか...?


 <サービスカウンター>

 お土産やグッズなどを発売するほか、カウンター近辺に乗降扉があるため、ホテルで言うフロント的な役割を果たしているようです。(グリーン席専任含む)アテンダントは常駐しておらず、常に車内を動き回っていました。しかし、サロンには誰かは必ずいるので、用事があれば、サロンへ行けばよいでしょう。


 <サロン>

 1号車の地下には、サロンルームがあります。上の写真は運転席より(下田方面)から、下の写真は2号車より(東京方面)から撮影したものです。利用できるのは、グリーン車利用客のみです。サロン内も禁煙です(昔は喫煙可能だったので、煙が、2階の禁煙席に流れていました)。


 車両基地の都合で紙容器になったり、晩年は廃止されましたが、きちんとした器に盛られた、カレーライスなどの軽食も食べられました(座席で食べることも可能です)。昔はおでんやスパゲティもあったようです。
 カシオペアの食堂車を担当していたNRE(当時)の方が、この列車も担当していたこともあります(この方はカシオペアの食堂車撮影にご協力いただきました…左記リンク先下部にあるハズレクルーT女史ではありません、念のため)。寝台列車時代は、1区間の走行時間は2時間超えも多い一方、この列車はそうではなく、十分な応対が出来ないかも、と話していました。

 これらの写真の車両番号:クロ251-3



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