小田急・20000系



 <大便器(洋式)>

  型番…普通便座:INAX製、自動水栓:TOTO TEL30A(特殊品)、 隅付手洗器:TOTO L8
 車両そのものは特にバリアフリー仕様になっていないものの、トイレは、縦長のバリアフリー対応です。大理石模様の壁が、高級感を出しています。手洗器には、ご丁寧にゴム栓が用意されています。ベビーベッドは、後になって取り付けられました。
 このトイレ・洗面所・男子用トイレ(以降トイレ)は(3号車よりの)2号車にありますが、3号車から向かうと…デッキ(乗降扉)−トイレ−2号車普通席…という構造になっています。こういう場合、一般的には、トイレと普通席の間にだけ、自動ドアを設けるものでしょうが、ここでは、デッキとトイレの間にも自動ドアが設置されていました。いい時代に製造された、力の入った車両ということが推測できます。


 <洗面所>

  型番…洗面器:TOTO L537、自動水栓:TOTO TEL1B、水石けん入れ:TOTO TS126BR
 三面鏡です。洗面器そのものは、他の車両の洗面器と比べると、小さなものを使っています。洗面台には乾燥機だった部分に鉄板で塞いだ跡があります。三面鏡は、両サイド部分は写真のような斜めから、コの字になるまで角度調整もできます。


 <男子用小便器>

  型番…小便器:TOTO U308、感知フラッシュバルブ:TOTO TEA98X、隅付手洗器:TOTO L8、自動水栓:TOTO TEL30A(特殊品)
 広いです。この写真だけを見た場合、壁面や床など、普通の建物のトイレだと勘違いしてもおかしくないと思います。一般的な列車の小便器は、片隅にやられているというか、斜めに設置しなければならないほど狭いですが、ここの男子トイレは広いです。ちなみに、この男子トイレにも、鍵が付いています。こちらの手洗器にも、ゴム栓があります。


 <大型荷物スペース>

 371系は、客室扉の外に階段があり、デッキが新幹線MAXのような感じの一方、20000型は客室の中に階段があります。階段周辺のデッドスペースには371系よりも広い荷物置き場と、個室型の公衆電話が備わっています。公共スペースのページ内に掲載しましたが、実質、客室内にあります。ゴルフバッグも置けます(ゴルフバッグのアイコンがあるのが非常に特徴的です)。
 下(もしくは右)の、荷物置き場の左に扉がありますが、公衆電話のドアです。


 <公衆電話>

 個室型です。こちらも、グリーン車の客室内にあります(が、グリーン車専用というわけではありません)。371系の方は2011年10月の時点ですでになくなっていましたが、こちらは同年12月の時点でも残っていました。


 <売店>

 スーパーシート車両と普通車の境目に設置してあります(つまり、2,3号車、4,5号車の境目の2箇所ある)。電子レンジやコーヒーメーカーなど、あらゆる機器が揃っています。


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