いや、移動電話は通話だけで十分ですから…

掲載日2015年04月26日
 日本経済新聞の15年04月24日の記事によると、2017年以降、従来型携帯電話の生産を終了するそうです。


使ってみるとOSが凄く不便

 私は、所謂スマートフォンは持っていませんし、持つつもりもありません。しかし、スマートフォンに搭載されているOSが載ったコンピューター(Life Touch NOTE)であれば持っています。詳しくはそのページをご覧頂ければ分かりますが、非常に使いづらく、お遊びで作ったOSという印象です。特にキーボードとの兼ね合いが悪いですが、これは、まぁ、キーボードは付かない電話機には関係ないでしょう。しかし、それ以外の部分も、「鈍くさい」印象です。通話機能はこのコンピューターには付いていないので分かりません。通話という単純な機能のために、鈍くさいOSが付いているというのは、何だかばからしいです。Googleの検索機能はシンプルで便利なのに、このOSの作りようは一体何なんでしょう。
 何だかんだよく言われないことが多いWindowsですが、スマートフォンに迎合した最近のバージョンはともかく、ある程度の整合性が保たれていると、ちょっと見直したくらいです。


肝心の電池が

 今、私が使っている携帯電話は、一回充電すると2週間持ちます。その理由は、省エネモード的な設定にしているのもありますが、通話も少なく、その他の用事で電話機に触ることがほとんどないからです。インターネット通信は外出中、電車が止まっているかの確認程度にしか使いません。そのため、液晶画面の電池残量が少ないのをたまたま見付けて充電するという状態です。毎日の充電の場合、持ち運びをいつか忘れそうですし。
 一方で、スマートフォンは電池が持たないと聞きます。持って一日程度?私の端末の14分の1しか持たないようです。普段電話を使わない私が持ったら、電話を使おうとしたら電池切れで意味がないただの板かもしれません。それこそ、持つだけ意味がありません。通話だけのために、あれだけ大きな液晶も必要ありません(今更、白黒だけの2段階でいいとは言いませんが、電池が持つならそれでもいいかも)。


と言う一方、本当かどうかが分からない

 日本経済新聞の、こういう類の記事は、本当かどうかわからない状態で出す場合も多いようで、飛ばし記事と言われることもあります。また、スマートフォンがメインとなる中、通常の携帯電話も根強い人気がある、と言う記事もどこかにあった覚えがあります。根強い人気が本当だとしても、流石に、本流にはならないでしょうが、バランス型の風呂釜のように、数少ないメーカーが、細々と続ける可能性はあります。こういう製品は、年に何回も開発する必要もなく、値段は特に気にしないですから、メーカーとして儲けはあると思います。


これは極端ですが…

 明確に「スマートフォンは嫌だ」という人でない限り、機種変更のタイミングでスマートフォンを持ち始めることにした人が多いのではないかと思います(消極的な移行)。
 まぁ、移動電話機を通話しか使わない人は少ないでしょうが、公衆電話が少ないから仕方なく持たされている人もいるでしょう。私の場合は、電池が持って電波が通じて(繋がりやすく)、音質が良い音声通話が出来るだけで十分です。ソフトバンクの社長によれば、「機能がスマートフォンの方がはるかに上」とのことですが、高機能である必要はありません(多機能に商品価値を求める日本のメーカーの考え方??)。通勤電車内や路上で、他に人に迷惑を掛けたくないですし、掛けようとも思いません。なにより、移動電話に支配されたくありません。
 「ガラホ」という、スマートフォンと同じOSを搭載した、筐体は普通の携帯電話と同等品の移動電話機が出されたそうですが、そのOSは、結局、先程の鈍くさいOSのはずです。Wifiなど、使わない人には無駄な機能をあるでしょうから、電池の持ちも悪いのでしょうか(その機能を自分でオフにしろって?元々使わないんだから、最初から切っておいて、あえて使いたい人が各自入れればいいのに)。
 そりゃあ、通信会社としては、通話以外にも色々携帯電話をいじり倒してもらって、通信費を稼ぎたい気持ちは分かりますが、やがてこういうスマートフォンも飽きられるときが来るでしょう。そういうときのために、色々な手段を保持しておかないと、痛手になると思います。
 もし、普通の携帯電話機を取り扱う通信業者が一社だけ残ったら、そこに移行したいと思います。





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