ギリギリでした
このWebサイトで掲載されている写真は、リコー製のGX200というデジタルカメラで撮影しています(*1)。このGX200は、2008年の10月頃に購入し、使い始めて10年とは言わないまでも、それなりの年数が経っています。このシリーズは、プロのカメラマンがサブマシンとして使っているカメラとのことです(私はメイン中のメインマシンですが…)。
いわゆるコンパクトデジカメ(コンデジ)ですが、このカメラの特徴である、広角と、サブマシンとしてのサイズと品質が、丁度ピッタリ合います。というのも、広角であればあるほど、客室や座席の写真が撮りやすいのと、サブマシン=カメラのサイズが大きくないということも重要です。特にトイレなどの狭い個室は、このカメラでないと写しきれません。2015年現在、このカメラよりも広角の撮影が可能なカメラも出ていますが、一眼レフなので、(カメラ専用ではなく、トートバッグなど)鞄のポケットに入れられるような大きさではなく、首から掛けないと携行できないので、機動性は劣ります。
*1:GX200より前のカメラで撮った写真を、GX200で撮り直した際は差し替えています。また、筆無精もあり、最近掲載されたページでも、GX200で撮影した写真とは限りません。
カメラ自身の「自撮り」は出来ないので、別のデジカメで撮影したGX200
そろそろ出さないとなぁ。
7年前から、客室内の写真を撮るために使っており、旅行=移動しながら使うことが多いので、それなりにダメージをじんわり与えているのかもしれません。ここ最近使っていくうちに、1〜2cmくらいの高さから落とすと、脳しんとうでも起こしたかのように、暫く電源が入らなくなったり、また、奇妙な挙動をするときがありました。決して、この時点でも使えなくはないのですが、このカメラの発売開始が2008年07月→補修用性能部品の保有期間が5年(*2)、これらの症状が悪化して、修理に出そうと思った時には修理してもらえないかもしれないという危惧と、また、もし修理不可になった際、代替となる(自分にとってちょうどいい)カメラがないということもあり、2015年7月下旬に修理に出すことにしました。
JR浮間船戸駅近くにある、リコーの修理窓口に行ったところ、部品保有期限は「今月か来月までだったはずです」とのことでした。係の人曰く、このGX200は長く発売されたからとのことですが、このGX200が売れないカメラだったら、また、修理に出す一歩が遅ければ、部品がなくて修理が断られていたかもしれなかったわけです。
*2:「補修用性能部品の保有期間」というのは、その製品が製造を終了してから期間が始まります。この「5年」は、この文を書くために調べましたが、調べる前は7年だと思ってました…発売期間が短かったら、アウトですね。
修理が終わり
一週間も経たないうちに修理完了の電話が入りました。修理後は配達してもらい、修理代金は代引きのため金額を聞くと、1万円強という、最初の見積金額の半額以下。故障した内部の部品の交換はなく、調整で済んだとのことでした(別途、外れたネジなどの部品を購入したため、実際の修理代は7000円前後)。となると来月を過ぎても修理が出来る?…ただ、部品が無くても済んだのは結果論であって、部品がないと、修理を受け付けてもらえないでしょう。ただ、改めて、日本の商品は丈夫なんだなぁ…と思った出来事です。何処かの会社のように、期限が過ぎた途端部品を捨てるかどうかは分かりません。
今のリコーの場合は他社との合併の影響もあり、また、GX200のようなコンパクトデジタルカメラの市場については移動電話のカメラで十分という理由で需要が減ったようで、直系の後継機種が出ていません。プロのカメラマンのサブマシンは、今後どの機種になるのでしょう。まぁ、Windowsやシングルレバー水栓と違い、他メーカーのコンデジも右手で持って、画面を見ながら、親指でズームの調整をして、人差し指でピント合わせ+撮影というコンデジの操作の基本は変わりませんが、慣れたUI(ユーザーインターフェース)はバカに出来ないもので、他メーカーのコンデジを見ていると、どうもしっくりきません(今更ですが、GX200の発売直後のレビュー記事を見ると、操作しやすいという評価が多いです)。
このGX200は、まだまだ現役で使い続けるつもりですが、この先部品がなくなるとなると、心許ないです。このGX200を改良した GX300 …というか、ほとんど同じ GX210 くらいでも全く構わないので…後継機種が欲しいものです。最近、リコーでGRIIというカメラが発売されたようですが、これだと広角ではなく、ズームが出来ないんです。
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