シティホテルに望むこと

掲載日2002年04月14日
追記2009年08月30日
 この文書は、「愚痴」とは違いますが、場所的には「グッチ言うぞー」がまだまともなので、ここに置かせていただきます...。
 一人でいく、飛行機や列車に乗る旅行では、駅に近いシティホテル/ビジネスホテルを多用することになる。しかも、いろいろな飛行機や列車に乗るという特性から、何日間にもわたる旅行でも、一つのホテルを連泊をすることはせず、いろいろなホテルを利用することになる。そうすると、ホテルによって設備が様々なことが分かり、「最低限はあってほしいもの」などが、具体的に思い浮かぶことになる。そこで、グレードごとに、「あってほしいもの」をあげてみた。もし、ホテル関係の人々がたまたまこのページをご覧になった場合、是非とも参考にして欲しい。
 当然ながら、「部屋を広く」や「ベッドを大きく」などの場合は、直接的な部屋のグレードに関わるので、除外する。

 2009年08月30日の更新で、多少、時代の流れを考え、更新しました。項目が斜体は、そのサービスを用意したホテルが増えてきていることを示しています。

グレード1…すぐに変えられそうなもの

(各項目横のカッコ内は、実際にそうだったホテル)
○石けんやシャンプーがポンプ式
…石けん(ボディーソープ)やシャンプーが、一回分の小袋入りではなく、家庭で使うようなポンプ容器に入っている。人によって、使う量は違う(髪の長さなど)。また、一日に何回も使いたい人にとってもありがたいだろうし、ゴミも出ない。
○冷蔵庫の中身が空
…客室内の冷蔵庫にある飲み物は高く、使った試しがない。それに、要冷蔵のおみやげなどを仕舞うときに苦労する。しかし、グレード3のようなホテルの場合は除外する。
○禁煙ルーム
…自分は吸わないにしても、チェックインの直後に部屋に行ったら、たばこ臭かった...というのはつらい。
○スポンジ(広島県・呉森沢ホテル)
…タオルではなく、スポンジで体を洗う(もちろん、タオルも置いてある)。真空状態になっていて、封を開けると膨らむようになっている。
○先払い(ワシントンホテルやAPAホテルなど)
…チェックインの時に、料金を支払っておく。帰りの支払いだと、煩わしく、急いでいる人もいる一方でフロントは込む(チェックインの時間は人それぞれだが、チェックアウトは列車や飛行機の時間もあり、偏りがち)。
○ウェルカムドリンク(新大阪ステーションホテル)
…と言うほど大袈裟なものでなくていい。不慣れな場所を、荷物を持って歩いて到着したあとの冷たい麦茶とおしぼりが有り難い。おしぼりだけならばあるホテルも多い。
○朝食の案内
…これはホテル宿泊当日というよりも、予約段階のWebサイトでの話である。宿泊施設で出る朝食としては主に、軽食(パンやおにぎり、ホテルによりサラダ)/コンチネンタル(パン、サラダ、フルーツ)/アメリカン(コンチネンタル+卵料理などの温かい料理)/和食の、ビュッフェ/定食やセットがある。私自身、予定が許せば、スクランブルエッグがあるビュッフェ形式の朝食を目当てにホテルを選んでいるが、期待して行ったらスクランブルエッグがなくてガッカリ、と言うことが時々ある。イメージ写真だけではなく、具体的にメニューがあると有り難い。(具体的なページを作成すると、こんな感じで…)


グレード2…多少の投資が必要なもの

○温水洗浄便座
…いわゆるウォシュレットのこと。家にウォシュレットがあると、旅先でも使いたい。最近は大分設置はされるようになったが、その一方で、水勢調整を最大にしても水勢が弱かったり、電池が切れてそのままの状態も時々見かける。
○エアコンの温度調節
…風量の強弱だけではなく、温度が小刻みで調整できる。
○製氷器
…各階のエレベーターホール付近に自動製氷器を設置し、自由にとれるようにする。まぁ、多くのホテルであることはあるのだが…。
○コンセント
…机付近にコンセントがあり、コンピューター用の電源や、携帯電話の充電用として使えるようにする(ひどいと、ユニットバス内にしかないところもあった)。最近の流れで、客室にはいるとすぐに“鍵(のプラスチック側)を挿すと電気が通ります”的な装置がある。照明だけならまだいいのだが、外出時など、鍵を挿していないときは通電せず充電が出来ないところもある。決して、充電だけをしにホテルを利用するわけではないが、ちょっと辛いものがある。
○ラジオ
…地元のAM,FM局のラジオ放送(聞こえる限り全放送局)が聞こえるようにする。テレビ、特にゴールデン・タイムは首都圏と同じ放送内容が多いが、ラジオの場合はその地域でしか放送されない番組もあり、面白い。中にはラジオが聴けるホテルもあるが、ボタンが[FM1][FM2]だけで説明がないところもある。
○シャワー水栓がサーモスタット式
…普通の2ハンドル混合水栓だと、温度調節に手間取る。もちろん、これはホテルに限らず、であるが。
○ドリンクバー
…ファミレスなどにあるような、コーヒーだけではなく、お茶やジュースなどの冷たいソフトドリンクなども。ここで書いているのは、朝食だけではなく、常時使えるものである。以前、時間などの都合で、ネットカフェをホテル代わりに使ったことがあった。もちろん、ネットカフェなのでドリンクバーがあったが、何時でも飲み物が取れるというのは、なかなか便利だった。ただ、ネットカフェのワンフロアーと違い、ホテルの場合、製氷器のように各階に置くのでは現実味がなく、衛生的な問題や、都度部屋とドリンクバーの往復というのも、あまりきれいには見えないが…。ちなみに、使ったことはないが、実際にこのようなドリンクバーを設置しているホテルもあるようである。一方で、中には、フロント付近などに珈琲が無料のホテルもあるが、珈琲が苦手な人も結構いる。そう言う人向けの別の飲み物も考えていただきたい。
○使い放題のインターネット
…客室内に、有線LANコネクタがあり、各自持参したコンピューター+LANカードで、自由にインターネットに接続できる。最近、古いOSだと繋がらないホテルが増えてきてしまっていて、モバイルギアユーザー的には使えないホテルも増えてきてしまったが…。
○靴を脱いで玄関のある部屋
…旅館でない限り、靴のまま部屋に入り、室内は基本はスリッパで動く。自宅でもスリッパを使っているので慣れてはいるが、土足の場所というのは何だか落ち着かない。


グレード3…それなりにお金を払うホテルではあってほしいもの

○電話の「**様」(日航系のホテル・ホテルオークラ)
…フロントに電話すると、フロントではどの部屋から掛けたかがわかる。当然、誰が泊まっているかがわかる。フロントに電話すると、「**様〔私の名前〕、いかがしましたか」というような応対だった。ただし、一部屋を家族以外の複数人で利用するとなると、ない方が良いが。高めのホテルにはあるようだが、電話応対のシステムを少し変えるだけで、気分の良いものになる。
○飲み物が無料
…客室の冷蔵庫内のものを自由にとれること(全種類ではなくても、都会などの水がまずい地域ではミネラルウォーター限定でも)。
○ラウンジ(高級な外資系ホテルや東急ホテルズの一部)
…ホテルの敷地的に余裕があれば、冷蔵庫よりラウンジの方がよい。ドリンクバー、冷蔵庫、ラウンジに共通して言えることは、何故か知らないが…ホテルってのどが渇くんですよ。

ドリンクサービスまとめ
 料金対象客室内主なサービス内容
ドリンクバー別途(300円程度)全宿泊客ビニルorタイル+カウンターチェアドリンクサーバー
冷蔵庫無料上級客室各客室缶・ペットボトル飲料
ラウンジ宿泊料金込み上級客室カーペット+ソファ、新聞など冷温ドリンク、酒類・菓子・軽食があればよい



ホテルには当たり前のものだが、結構見落とされそうなもの

○ナイトテーブルにあるメモ用紙
…1〜2枚しか入っていないホテルもあった。
○ホテル案内VTR
…なくてもかまわないのだが、ある場合。画像や情報が古い場合がある。
○ナイトテーブルの時計
…持参の腕時計よりも表示が大きいため、見る機会は多いと思うが、その時刻がずれていることが多い。しかも、自分で訂正できない。
○ご案内
…客室内のテーブルの中に入っている、チェックインやチェックアウトの時刻や、約款などの説明がある冊子だが、ホテル案内VTRと同じく、情報が古い場合が多い。適宜チェックして欲しい。






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