全く、移動電話ユーザーの奴らは...
最近、移動電話（つまり携帯電話やPHS）のマナーが悪い人が多い。特に、通勤電車の中でベラベラ長時間話したり、町中を歩きながら電話を使っている人がいる。
こういうマナー違反は、色々なところで指摘されている。しかし、もっと最近になると、会話という行為を控え、電話機のディスプレイを眺めながら、せっせとプッシュボタンを押すようになった。つまりメールをやりとりしているのだろうが、おかげで、電車の中は一時に比べて静かになった。この“メール”に問題があるのである。
こういう、移動電話同士でやりとりするメールは電子メール(E-mail)にも対応していて、電話機とパソコンとの間をメールでやりとりできるようになっている。私のメールアドレスにも時々、移動電話ユーザー（≒友人）から発信した電子メールを受け取る。文字制限があったり改行がなかったりと、決して見易くはない。しかし、これが問題ではない。
逆に、私の方から移動電話ユーザーへメールを送ることがある。問題なのは、そのほとんどの人から返信されたことがないのである。
メールをやりとりするのがものぐさで、しかも電話を頻繁に所持し忘れているというようには見えない（実際、当事者から何通もメールを受け取ったことがある…もちろんそれに対してきちんと返信はしている）。
もう一つ問題がある。それは、自分の名前を記さないことである。私は移動電話を使って電子メールをやりとりしたことはないので分からないが、どうやら、電話機の方には差出人を記入する項目がないようである。すると、件名（見出し）にでも本文にでも自分の名前を入れて然るべきである。ところが、彼らの文章を見えると、「おーーっす」から始まったりするのである（そして何処にも自分の名前が記されてはいないのである）。これは、会話の延長線としてメールを使っているからだろう。また、手軽に送れるからこその欠点であろう。自分の名を名乗らない電話からの声を聞いて誰かを判断して話すように（移動電話で、番号を登録していない人から掛かるとそうなりますよね）、メールアドレスや文章の内容を見て誰だかを当てなければならない。
「親しき仲にも礼儀あり」という言葉があるが、これらは、それを全く反映されていない、何とも悲しい現実なのである。
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