iTSCOM 終わりの始まり…なのか
このWebサイトのアドレスをご覧いただくと分かるように、「イッツ・コミュニケーションズ(以下 iTSCOM)」というプロバイダと契約し、そこのインターネット接続や、ホームページスペースを使っている。iTSCOMとは、東急ケーブルテレビジョンが前身で、東急電鉄が運営していたプロバイダの「246-net」を吸収した。田園都市線の8500系に、横に青い線が引かれて、「TV」というヘッドマークが付いている列車があったことを覚えている方もいらっしゃるかもしれないが、東急ケーブルテレビ時代の全車広告である。当初はソニーも出資していたようで、iTSCOM誕生時のキャンペーンの景品は、ソニー製品だらけだった覚えがある。
そのiTSCOMだが、先日、このような案内が出た(実際は、私宛のメールにも同内容の文書が来た)。
インターネット接続サービスを紹介するページの、基本サービスを紹介する画面のコピーである。青い表題が5つあるが、この5つのうちの3つの下部に、赤い文字があるが、基本的な内容は、「終了させていただきます」である。
一番下(ダイヤルアップ)は、確か今(16年夏頃)から一年くらい前に案内された。基本的にはこの3つは、16年の秋頃に廃止になるというのである。
私(+このWebサイト)としては、この3つのうち、ホームページスペースとダイヤルアップを使っているため、不便になる。
ホームページについては、増やすことができなくなるだけで、このホームページスペースがなくなるわけではない。ただ、この調子でいくと、ホームページスペースそのものもなくすこともあり得るのではないか…と勘ぐってしまう。万が一なくなった場合、他社のホームページサービスを使うしかないだろうが、無料の場合は広告が入ってしまうだろう。広告のおかげで動作が重くなる可能性もあり、といって広告を表示させたくないので有料にするとなると、iTSCOMを解約して新しいプロバイダに移る→インターネット接続やメールアドレス等々の変更も面倒くさいし…と、余計な作業が増えるだけである。
そしてダイヤルアップだが、これも面倒くさい。日常生活ではケーブルインターネットを使っているので問題はないが、旅行の際に問題が出てくる。旅行先では、モバイルギアでメールを送受信する。メールを送受信する際、今までは、iTSCOMのダイヤルアップ回線を経由してiTSCOMのメールサーバーにログインしていたが、今後、別のダイヤルアップ回線を経由して、iTSCOMのメールサーバーにログインすることになる。Webサイト閲覧(といっても天気予報や交通情報などの簡単なものだが)とメールの受信は、「今後」の方法でも問題ないのだが、メールの送信だけができなくなる。というのも、「OP25B」とかいう迷惑メール対策で、モバイルギアのメールソフトでは、他社回線でiTSCOMのメールサーバーにログインしても、メール送信ができなくなっているのである。OP25Bを気にしない新しい端末は世の中にあまた存在するが、モバイルギアのように使い勝手のよい端末は存在しない(だから15年以上経ってもモバギを使っているわけですが…)。旅行の時はモバギとOP25Bに対応した端末の2台をもっていく…考えましたが荷物は重くなるのは勘弁です。
その一方、新しいサービスは増えないようで、画面コピーのページには6つ目の「青い表題」は出てこない。つまり、なくすだけである。また、利用料金が安くなる訳でもない。
この3つは、利用者が少なくなったから、というのが理由のようだが、単純に、ソフトウェアなどを更新する際、この3つは費用対効果に見合わなくなったから無くして仕舞え…というのがこのタイミングなのだろうか。確かにダイヤルアップは私自身、主に年に15日くらいの旅行の時しか使わないが、アクセスポイントを一箇所だけにするとか、値上げ(もしくは現在無料の人は有料オプション)などの手段は考えなかったのだろうか。
余裕がないので維持することをやめたと言うことだろうが、これはiTSCOMそのものが危ないのではないか、とも推測できる(プロバイダによって削除命令が出て、このページがなくなったら本当に危ないと思っていただいた方がいいかもしれません…)。もし本当につぶれてしまったら、他社のプロバイダを探さないといけないわけで、非常に面倒くさい。なくなる話を聞いてからいきなり進めると一気に疲れるだけなので、今のうちから準備をしておくしかないのかもしれない。面倒くさいのでつぶれなければいいに越したことはないが、変化がある際はホームページで早めにお知らせします。
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