「その国」を潰す方法

掲載日2015年10月11日
 とある国が、時間は掛かるものの、大量殺人兵器などを使わず、資本主義に則って、国を潰す方法をご紹介します。戦争という手段を使うと、自分の国の国民まで失う可能性がありますからね。

前提条件

 ・(質は高いが)値段が高い農作物を作る
 ・工業製品の技術力が世界屈指
 ・資源が少ない
 ・景気が(長期間)悪い
 これらに当てはまる国を、「その国」と称します。


方法・その1

(1)(その国が得意とする工業製品は当分は自由化にせず)農作物の輸入を自由化にする→(2)不況により、質より値段を重視するようになった国民は、安い(=輸入品の)食料品を買うようになる→(3)国産の需要が減り、国内の農家の多くが廃業する→(4)とある国が、当初はその国に廉価で輸出していた農作物を、「他の国が欲しがるから」という正当な理由で値段をつり上げる→(5)輸入された農作物は高くなり敬遠されると思われたが、国内の農家はその国民の需要を賄えるほど作る余力がなくなるので、輸入品が売れ続ける

(6)農作物を廉価で輸出していたとある国が、自国の景気をよくしようと、気に入らない国と戦争を起こす→(7)あらかじめ仕組んでおいた法律により、その国が戦争に巻き込まれる→(8)戦争の都合で、その国への農作物の輸入の量がさらに減る→(9)その日の生活でいっぱいいっぱい、男は徴兵されたり、子供を産むなんて考えが起きなくなる→(10)カラスを駆除する方法と同じように、国民が減っていく→(11)人口が減り、国が維持できなくなる→(12)外圧という名の下に、企業の統廃合と同じように、「とある国」の属国になる→(13)性能の高い工業製品や技術は「とある国」のものに


方法・その2

(1)「その国」の国民に農薬や遺伝子操作などで汚染された農作物を食べさせる→(2)「その国」の国民に病気が蔓延

(3)自由化の名の下に、薬や医療費を高騰化させる→(4)今までは治っていた病気も富裕層しか治せなくなる→(5)人口が減り、国が維持できなくなる(以下、その1と同じ道をたどる)
 ※医療費は今の時点で、「とある国」自身を滅ぼしているようです。


 これらは、「とある国」と「その国」同士で行う戦争と違い、「とある国」の人口は減らずに、スマートに潰せます。先日、大物芸能人同士が結婚したところ、とある政治家が「産んで国家に貢献」という失言をしたようですが、上記の話しを把握しての発言かもしれません。つまり、このままでは「とある国」に潰されることを知っているが、その政治家自身は許していない…と。
 現実として、「その国」をつぶす第一歩が、ようやく15年10月、現実的に踏み出せるようになりました。これは、「とある国」にとって非常に喜ばしいことであります。「とある国」の国民の一部は、「その国」に落とした原爆のお陰で70年前の戦争が早く終わったと信じているでしょうし、白人以外の国が先進国になるなんて許せない!!と、その国を見下しているか敵視しているようにも思えますが、幸いにも「その国」の首脳は反発せず、好意的に従ってくれます。70年前なら不服だと戦争が始まっていたのかもしれません。

 他にも、「その国」を合法的に潰すには色々な方法があるでしょう。「とある国」は、食料品に遺伝子組み替え作物かどうかの表示を禁止させるようですが、まぁ、やがては生産国の表示も禁止させるようにするかもしれません。自殺したがるような遺伝子を組み込まれた食料が流通したらどうするんでしょう(今の時点で、「その国」自身の政策が功を奏しているのか、勝手に自殺してくれていますが)。




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