女性専用車両

掲載日2018年02月25日


※おことわり※

 当Webサイト全体として、閲覧者の大半は男性だと思われるため、注意書きを載せるほどでもないと思いますが、このページは、女性の閲覧を全く対象としていません。そもそも、私の知る限りすべての女性(*)は、メールや電話などを返信しないような、いいかげんな仕様ですから、執筆者(男性)が気を遣うことはないと思いますが…。

*(すべての女性):約10年間に25才〜45才の、約15人のうちのほぼ100%

まずはこのページを作ろうとしたきっかけ

 まずは、このページを書くきっかけになった出来事を書く。
 2018年2月16日、東京メトロ千代田線国会議事堂前駅にて、「お客様トラブル」によって約15分間の遅延が発生。女性専用車両に男性が乗車しようとしたと言うことがその理由。
 女性専用車両はあくまで男性の協力の下に成り立っている制度に対して、協力する必要がないと判断した男性が乗車したところ、協力という名の下、強制排除しようとしたようである。女性専用車両に男性が乗ろうとすることは、無意識や作為的なものを含めて多いと思うが、今回特徴的な話は、新聞特集などとして扱われたことである。

 私としては、女性専用車両は反対、ただし、女性のみ運賃が高い場合を除く、という立場だ。


一応、このページでも書いておきます

 女性専用車両というのは、基本的には法的拘束がなく、あくまで対象外の乗客の協力によって成り立っている。
 私のよく使う東急線でも女性専用車両がある。以前の東横線渋谷駅で、発車ベルが鳴り始め、5号車の女性専用車を避けようと隣の6号車に小走りで向かおうとした男性がいたが、その男性の乗車を待たずに扉を閉めたという、えげつない車掌もいた。
 そもそもこの車両が誕生した背景には、新興宗教や、その宗教系の政党の差し金という話があり、その新興宗教の婦人部のページには、「今後も女性専用車両を増やす」旨の記載があったことだ。そして、その新興宗教に対して忖度し、マスコミは批判的な記事を書かない=女性専用車両についての批判もしないのだ。


反対理由

 決して、女性が、なぜあえてその車両に乗るかという建前の背景(痴漢)を推奨するつもりはない。しかし、女性の社会進出という名の下、多くの人間と接することになるが、隣人と接触することの多い通勤列車ではそういう可能性があることは覚悟するべきである。また、女性専用車両は、(1)男性→女性には効果があることになっているが、(2)女性→女性、(3)女性→男性、(4)男性→男性の場合は効果があるのだろうか?痴漢が理由であれば、(4)の痴漢をされる側の男性も、女性専用車両への乗車が必要なのではないだろうか。
 しかし実際はどうだろう。どうみても痴漢に遭うことなんてあり得ないような外観(人の好みもあろうが)の人物も女性専用車両に乗る。一方、娼婦みたいな服装で電車に乗る女性もいると思うが、その場合は自己責任としか言いようがない。そして、車内で化粧をするなど、普通の車両ではあり得ない光景もあるとか。そしてそもそも、女性専用車両設置により、痴漢の発生が減ったかどうかを調査していないらしい。つまり、建前が形骸化していることが反対理由の一つである。

 次に、痴漢でなくても、迷惑な客は多い。例えば背中で何かものが当たると思い振り返ったら、移動電話機(主にスマートフォン)だったということもあるだろう。車内で操作する人間は周りを見なず、電話機を見ながら動作をするのでのろい。私の周りでは使うなと言いたいが、無電話車両などは存在しない。範囲をちょっと広げれば、優先席(旧・シルバーシート)付近では、「混雑時には電源をお切りください」旨の放送あるが、電源を切るどころか、座って操作する輩もいる。
 迷惑な客は他にもいる。直前に喫煙をし、たばこ臭い人間である。車内は禁煙となってはいるものの、あくまで火災の原因となる煙や裸火についての禁止であり、臭いや有害物質についての規制ではない。今のところ、火災の原因にはならないであろう電子たばこの類いも、同じく禁止しているが、「たばこ」と同じくくりにしているからではないかと思う。(日本で2020年に行われるスポーツ大会に向けて全面禁煙にしようとしたら反対派が多くて形骸化しようとしているように)狂った陳情があったらどうなるかが分からない。
 特に通勤列車でくくると飲酒(というか酔っ払い)もいい乗客ではないし、(ケガなどは別として)足を投げ出して座る人物、子連れ・ベビーカーも邪魔である。弱冷房車も不要だと思う(弱冷房車を造るなら、強冷房車も欲しい)。結局、嫌なものを排除するとしたらきりがない。ところが、こういう輩はあまり注意しないで、女性専用車両に乗る男性のみに注意をするということが、不公平きわまりない。痴漢をする男性・電話機を操作する人物・喫煙者・酔っ払い・足投出し・子連れのなかで、一番多いのはどれだろう。

 もう一つの反対理由は混雑や遅延である。女性専用車両は空いているが、とくにその前後の車両は混雑する(参考写真・5号車が女性専用車両)。また、混雑時の乗降は時間が掛かる。10両編成の列車だとしても、女性専用車両があると実質9両編成となる。ラッシュ帯の停車中「お近くの空いているドアからお乗りください」という放送があるが、それで空いている女性専用車両に乗るとどうせ文句言って排除するんでしょ?また、上記のえげつない車掌の例で書いた男性が隣の車両への乗車を待って扉を閉めるとしても、これで数秒の遅延が発生する。最近の鉄道会社は遅延に対して意識していないのか、だらしなくなった。自分たちの怠惰は放置して、女性専用車両に入る男性のみ厳しい目を光らせているのだ。


トランプ米大統領と同じ

 2017年1月に、アメリカ合衆国の大統領が、バラク・オバマ氏からドナルド・トランプ氏に替わった。メキシコ国境に壁を造る等々、本人の思考や言動が正しいかどうかは別として、かなり大胆であることは確かである。まぁ、「正しいかどうか」と書いておきながら、大半は国民に指示されない内容という印象もあるが…。一方、大統領の発言した「アメリカファースト」について他国からは批判的に思われているが、アメリカの大統領が「チャイナファースト」とか「オールファースト」とか宣言する方がよほど気持ちが悪い。まぁ、本当にアメリカファーストになりたければ、そんな品物じゃあ無理だろう、という話になるときりがないが…。
 ただ、これだけは明確に言えることがある。トランプ氏が大統領になったことで、アメリカのいろいろな問題点が見えてくるようになった。アメリカの白人中間層というと、大統領がトランプになる前までは、それなりに平凡な暮らしをしていたものと思っていたが、思った以上に豊かでないこと、人種差別は落ち着いていたと思っていたが、思ったより残っていたこと等々である。
 決して私が、そのアメリカ国内のそういう問題点を率先して解消しようとは思わないが、トランプ氏の発言でこういう問題点に気づいた人は多いものと思う。トランプ氏が大統領となったきっかけが、16年の選挙だが、その際のライバルの、ヒラリー・クリントン氏が大統領になっていたらどうなっているだろう。メキシコの国境の壁は考えすらないとは思うが、それらの問題点が表沙汰にならない、つまり、今までの大統領の時代と同じようにうやむやにされていたのではないかと思う。

 話は女性専用車両に戻るが、結局、男性の、女性専用車両への協力を拒否し、長い時間停車させることで、マスコミ等々に扱われることによって、女性専用車両について少なからず問題があることを知る人が増えたことではないだろうか。もし、普通に素直に従って男性が排除されていたら、大きく扱われることはなかっただろう。


ただ、下手なのかもしれない

 ところが、流れとすれば、その男性に対してネガティブな感想を持つ記事が多い気がする。女性専用車両に乗ろうとした男性には、もうちょっと準備や(理論)武装をして欲しかった。女性専用車両に反対する弁護士の人もいるだろう。強面の用心棒に頼んで同乗してもらうとか、人数をもっと増やしてもよい。女性とは、メールを返信しないような、常識に欠けるくせにその場の反論だけは一丁前にする仕様なんだから、多勢に無勢である。
 1〜2回では意味がないが、女性専用車両の隣の車両のドアに大勢で乗って、入りきれず扉が閉まらない様子を演出するのもいいかもしれない。混んでいても隣の車両に移ると文句を言われるし、逆方面に移っている間に扉が閉められても嫌だし。

 一方、痴漢は精神的な病だという話もある。痴漢をなくすために、男性全員を物理的に隔離するという発想も頭が悪い。精神病を患っている人を単に病室に収容して束縛すればトラブルは起こらない、と言う考えと同じである。精神病のきっかけを作ったのはブラック企業かもしれませんよ…。

 03/03追記・冒頭、女性とはメールを返信しないのが仕様の旨書いたが、女性専用車両を設ける建前(痴漢行為)と、メールを返信しないということには共通点がある。それは、意思表示をしない、ことである(そして後になってネチネチ言う)。まぁ、痴漢をする側にとって、反応がない=意思表示をしないから痴漢行為を続けてしまうと言うのは決して良くはないが、少なからず犯人が「何も言わないのでいいと思った」という口実を与えることにもなる(まぁ、痴漢行為をしたことは認めたことになるが)。「女心と秋の空」という言葉があるが、これは変わりやすいという意味合いだが、更に「天気雨やゲリラ雷雨」という、何を考えているのか分からない、という意味合いもつけないといけないと思う。



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