JJ特別席・機内食の歴史

 2004年04月、日本エアシステムと日本航空が、完全統合しました。今回の統合により、今まで異なっていた両者の違いがなくなり、システムなど、一つになります。乗務員の取り扱うマニュアルなどももちろんですが、何より、利用者が一番感じることと言うと、機体の塗装やサービスです。ここでは、スーパーシートの機内食の、両者の違い、そして、今までの流れをご紹介します。
 献立の内容はもちろんですが、食器の移り変わりも見てみてください。


日本航空・スーパーシート

スーパーシートを運行していた時期:1986年3月1日〜2003年3月31日

(1)1996年8月・長崎→東京間・軽食

 最も“スーパーシートらしかった”時期のものです。写真右側には、前掛けの中にフォークやナイフがくるまれています。国際線ファーストクラスの仕様です(エグゼクティブクラスではなく)。この頃は、確か、最初の飲み物の内容は機内食に合わせて出された覚えがあります(和食なら緑茶など…なので、この写真にも、お茶が入っていない茶碗が入っているのです)。もちろん、お代わりは出来ないわけではないので、飲みたい飲み物を後で注文することは可能です。
 ちなみにこのとき、キャンペーンがあり、通常\7,500だったスーパーシート料金が、この期間だけ\3,000でした(『JALスーパーシート\3,000キャンペーン』 当時のパンフレット・ちなみに裏面は白紙です)。このとき、航空券を買った時点ではキャンペーンが決まっておらず、空港で差額が戻ってきた記憶があります。スーパーシートがなくなる直前の料金は\3,200と、このときと同じくらいですが、キャンペーン当時は、ラウンジも利用でき、機内食もこのように優雅なものでした。
 この頃のスーパーシートの案内パンフレット(表紙)には、「彩り豊かな特別メニューの機内食をご用意しております」と書いてありました。この頃は、メニュー記載の通りアルコール類の提供はありませんでした(時期は覚えていませんが、特別席上では、確かANAが先に提供し始めた記憶があります)。
 この頃の、飲み物のメニュー


(2)1998年3月・大阪→東京間・軽食

 (1)と同じく和食です。この時期は、全便が「軽食」でした(時間帯により茶菓になるわけではありませんでした)。ちなみに軽食・茶菓などと区分されていた時代ならば、茶菓が出る時間帯のフライトです。左下に緑茶がありますが、食器はどうでしょうか(もちろん、その後と比べるとまともでしたが...)。また、前掛けもありません。この写真では判断しづらいと思いますが、フォークやナイフは、国際線で言えばエコノミークラス仕様になっています。それでもこの期間までは、空港ではラウンジが使えました(確か、98年9月まで)。


(3)1999年9月・那覇→福岡間・茶菓

 おかき+飲み物だけです。スーパーシートらしかった頃は果物も出ていましたが、それと比べると物足りないような気がします。おしぼりは、この写真に写っている紙製のおしぼりだけではなく、離陸前には布製の温かいおしぼりも出ます。
 この頃の、札幌線や福岡線などの、朝食や夕食は、ホットミールだったようです。


(4)2001年3月・大阪→福岡間・軽食

 食器が、100%使い捨て容器になってしまいました。それでも、今見てみると、献立としてはまとまりがあるように思えます。(3)からは大分時が経っていますが、流れとしては大きな変化はないはずです。


(5)2001年7月・大阪→東京間・軽食or茶菓

 2001年4月から、全時間帯の便で、軽食でも茶菓でも選べる様式になりました。左から、寿司、パン類、菓子です(この写真では写っていませんが、枇杷のゼリーもありました)。アイデアとしては悪くはないのですが、軽食の時間帯でもこれだけだったのは、物足りないでしょう。そのため、2002年3月までの期間限定でした(その後は再び、(3)や(4)のようなものになった)。
 プラスチック製だった使い捨てグラスが、紙コップになっています。


日本エアシステム・スーパーシート

スーパーシートを運行していた時期:1997年4月1日〜2003年3月31日

(1)2000年9月・福岡→東京間・軽食

 B777-200(レインボーセブン)での場合です。同じ時期の同じメニューでも、カートへの収納的な問題があったようで、A300-600Rの場合は紙容器です(もちろん、飲み物類はグラス・陶器です)。
 99年夏頃現在の、飲み物のメニュー


(2)2002年3月・徳島→東京間・茶菓


 食事の時間帯以外の場合、このような内容の茶菓(写真上)が出てきます。ケーキ+果物という、ティータイムに食べたい内容です。
 しかし、これで終わりではなく、写真下のような、カステラや総菜パン(写真は、ゴボウと玉子のサラダの入ったもの)、おかきやどら焼き等も用意していました。
 この頃の、飲み物のメニュー


(3-1)2002年6月・宮崎→東京間・軽食

 JASでは、2002年4月から、フライトの時間帯にかかわりなく軽食か茶菓かどちらかを選べるようなりました。しかも献立は、フレンチレストラン“QUEEN ALICE”の石鍋裕シェフや上海料理レストラン“TURANDOT”の脇屋シェフがプロデュースしたものになりました(月替わりですが、石鍋:脇屋=3:1です)。この月は脇屋プロデュースの中華でした。写真左下にはお品書きが見えますが、お品書きを入れるほどこだわっていたことが分かります。その一方で、前掛けはなくなっています。


(3-2)2002年6月・宮崎→東京間・茶菓

 こちらが、茶菓です。左上に透明な袋があるように、機内で食べると言うよりも、持ち帰りを前提としていました。そのため、お土産用の絵はがきもこの写真に写っているのです。
 ところで、クイーンアリスプロデュースの茶菓は、2001年、JAS創立30周年記念のときのサービスとして、5月にも一回だけありました。おそらく、このときに評判が良かったために、2002年4月から、採用されたのでしょう。


統合後の日本航空・日本エアシステム・スーパーシート

スーパーシートを運行していた時期:2003年4月1日〜2004年5月31日

(1)2004年1月・JAL便・福岡→東京間・軽食

 JASの2002年度のサービスだった、石鍋シェフプロデュースの献立は、その後も続いている旨時刻表には記載されていました。しかし、どう見ても、ミールの左側は、国際線エコノミークラスの残り物…にしか見えません。これでは、石鍋シェフの評判は落ちるだけではないかと思います(本当に石鍋氏がプロデュースしたのだろうか、と気になります)。写真右の飲み物は、味噌汁です。
 スーパーシートの最期まで、柑橘系のコロンを振りかけた温かいおしぼりは、残っておりました(※JAL便の場合)。


(2)2004年1月・JAS便・東京→鹿児島間・茶菓


 「茶菓」とは言いながらも、サンドウィッチかお菓子が用意されていました(選択制です)。このお菓子は、JASの(3-2)と同じように、持ち帰り用です。一方で、JASの時のような、パンなどはありません。一時期、普通席で出ていた朝食よりもお粗末なような気がします。


統合後の日本航空・Class J

Class Jを運行している時期:2004年6月1日〜(現在)
※JALファーストクラスは、専用のページをご覧ください。

2005年1月・福岡→東京間・茶菓

 お菓子と飲み物です。昔(98年頃までの話)は、普通席にもお菓子のサービスがあったようですが、質的には同じものでしょうか。おしぼりは、布のものが配られることはありません。飲み物は、通常のドリンク類の他、ハーブティーも用意しています。注文すると、その場でティーバッグからコップに入れ、暫く待ってからサービスされます(その間は、次の客のサービスをしている)。一応、飲み物の種類は、当時の普通席よりはあると思われます。





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