有給休暇を使っていく小旅行-1・犬吠埼

 有給休暇とは、学生時代の夏休みのように長くはありませんが、リフレッシュできるいい機会です。会社によっては、労働組合の都合もあり、用事がなくても有給休暇を取らねばならない会社もあるようですが、ただ家にいるだけでは面白くありません。こう言うときこそ、普段は混雑しているところにいくのがよいでしょう。今回は、本州の最東端、千葉県銚子市 犬吠埼に向かいました。
 取材日:2005年12月中旬の、平日


 東映のおなじみ潮が岩に当たるアノオープニング映像(『荒磯に波』というらしいです)は、ここ犬吠埼で撮影されているとのこと。休日は観光客がいるでしょうが、平日にいく、誰もいない犬吠埼は感動ものです。
 この写真は、船に乗って撮影したものではなく、写真の崖(陸地)から続いています。
 写真右上に見える、99段の階段を上る灯台は、明治7年に造られたとのことです。



 人が誰もいない海というのは、いいものです。



 本州最東端の地の銚子、そしてそのもっとも端に位置する旅館が、“ホテルなぎさ本店”です。ご覧の通り、一番上の写真に写っていた灯台の、真隣です。旅館左には、レストランとお土産屋“なぎさや”を併設しています。その、ホテルなぎさには、立ち寄り可能なお風呂があります。



 脱衣所です。写真の奥の方の左には、洗面台があります。



 建物自体は決して新しくはありませんが、そんなことはどうでもよいくらい絶景の、本州最東端の露天風呂です。天気がよいと、何も余計なものがない太平洋を望むことができます。また、平日昼時は利用客が少なく、プライベート絶景露天風呂が楽しめるかもしれません。



 内湯です。内湯からも、絶景を眺めることが出来ます。写真の左方には露天風呂への扉があります。

お風呂データ
入場料900円
付属品バスタオル(貸)、小タオル
石けん浴場内に設置
浴槽の種類内湯×1・露天風呂×1
泉質ラジウム温泉
洗い場7箇所・サーモスタット

 お風呂の入り口にあるトイレには、ウォシュレットが完備されています。



 旅館内のロビー(写真上・12月中旬取材のため、クリスマスツリーが飾られています…)の他、レストランでも休憩できます。座敷もあるようです。お風呂上がりには、生乳ソフトクリームサンデー(420円・写真下)がいいです。下にはコーンフレークが敷かれています。観光地のレストランというと、高い割になんだか...という印象がありますが、食事のメニューも豊富で、何より美味です。話によると、通常のメニューにはありませんが、角煮が大変おいしいようです(要予約らしいので、日帰り旅行では勿体ない話ですけれど)。


 実際、部屋にいながら、日本で一番早い初日の出を、暖かい部屋の中で拝める旅館とあって、年末年始はすぐに埋まってしまうようです。
 角煮を予約して、日月曜日で宿泊するのもよいのではないでしょうか。普段の休みはゆっくり起きたくなるものですが、朝風呂へ行って、日本で一番早い日の出を眺めたくなるかもしれません。

犬吠埼への行き方
 JR総武本線→銚子駅→銚子電鉄→犬吠駅→徒歩8分





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