伊豆急行・100系

 伊豆急行では現在、「リゾート21」という列車に“ロイヤルボックス”という特別席車両を連結していますが、その先駆けとなったのが、この車両です。1999年春に、普通席扱いとなりました(おそらく車内は変わらなかったはずです)。この車両を「今は亡き車両」にしたのは、普通席扱いになったからですが、現在では、この形式自体が、元JR東日本113系を改造した「200系」に世代交代してしまいました(当然ながら、ロイヤルボックス車輌はありません)。



 青い座席は禁煙席です。出入口を入って、更に仕切り扉の中に、禁煙室があります。



 ボックス席で、リクライニングはしません(それでも、リゾート21と同じロイヤルボックス料金は取っていました)。その一方で、普通席として連結している車両の中で、リクライニングシートを連結している車両がありました(デビュー当時は、グリーン車だったようです〔ロイヤルボックスではない〕)。



 回転もしませんが、インアームテーブルはしっかりとついています。また、壁にあるテーブル(白くて見えづらいかもしれません)の下には、係員呼び出しボタンも付いています。



 こちらは、回転する一人掛けの席です。こちらの窓は、想像がつくでしょうが、海側の席です。



 奥の、ガラスの向こうには、喫煙室があります。



 こちらは喫煙室です。奥にあるボックス席は2-2配列で、座幅は禁煙席と比べると多少狭くなっています(寸法のページには、禁煙席の数値を掲載しております)。
 「リゾート21」に押されがちな100系でしたが、この100系という系列は、先述しましたがリクライニングシートを備えた車両があったり、そうでなければ回転クロスシートを備えた車両があったり(今は回転不可)、普通列車なのに洗面台を備えたり、外観が国鉄型の特急に似ていたりと、何だか特急列車に似ているように思えました。そして車両ごとに違いがありそうで、意外と退屈させない系列のように思えました。そして現在、100系は全廃し、200系に世代交代しました。200系は、明らかな近郊型の列車で、そういう意味ではつまらなくなっていると思います(お洒落な塗装で何とかアピールしているようですが…)。

 これらの写真の車両番号:1801

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