近鉄・23000系(伊勢志摩ライナー)(更新)
23000系は、1994年に、志摩スペイン村オープンと同時にデビューした車両です。130km/hで走行します。2012年頃からリニューアルしています。
レギュラーシート、このページで紹介するデラックスシートの他に、サロンシート(料金的にはレギュラーシートと同じ)があります。
詳細はアイコンの説明をご覧ください
デラックスシート料金:〜80km:\200,〜140km:\300,〜180km:\400,181km〜:\500
塗装は上半分が、このような黄色と、赤の2種類があります(パッと見、リニューアルしていないように見えますが、この車両はリニューアル済みです)。
客室内は、リニューアル前の真っ赤な座席とは真逆の、木目を基調とした全体的に落ち着いた客室内です。雰囲気としては、リニューアル前がサンバなら、こちらはボサノバと表現するのは大袈裟でしょうか。
ロゴマークは、夏っぽいイメージで、新旧共に太陽を表しているようですが、ヘッドカバーや車体の塗装はもちろん、特急券にも新しいロゴマークが入っています。
寸法はもちろん大きく違いますが、普通席と形状が似ています。
基本的には、座席は改造前と同じものを使っており、布の張り替え+αです(寸法が少々違いますが、計測位置が違ったものと推測されます)。+αというのが、電源が付きました。
座幅にも余裕があります。枕は柔らかめですが、もう少し厚みがあっても良いのではないかとは思うところです。中央の肘掛けにも布が張ってあるのは珍しいです。
リクライニングの角度はやや浅め。また、何となく戻しづらい気がします(手で引っ張る必要がある)。布の張り替え程度とはいえ、分解したはずなので、仕様なのでしょうか。
インアームテーブルは、90度以上、肘掛けのふたを開けることができず、しかもふたを押さえないとふた自身の重みで閉じてしまいます。取り出すときは手の甲でふたを押さえる形となるので問題はないものの、仕舞うときは片手でふたを開けながら仕舞うことになります。ふたを開けっ放しで起こるかもしれない破損を予防するためかもしれません。そのテーブル本体は小さめで、長時間の乗車にはあまり適さないかもしれません。
シートピッチは、決して広い方ではありませんが、フットレストの奥には蹴り込み部分があります(フットレストがあるので、あんまり意味はないかもしれませんが)。
フットレストは、高さの変更は出来ません。
一人掛けの座席です。席番で言えば、「A席」になります(二人掛けの座席は、B,C席です)。
パノラマデッキ(乗務員室の真後ろにあるデッキ)と客室の間には壁があり、乗務員室に一番近い1ABC席に座ったからといって、前面展望ができるわけではありませんが、広々としたパノラマデッキには、前方を向いたベンチが置かれています。
ドアの上にあるLED表示器は、停車駅(英文も)、車内の案内(英文も)、近鉄の宣伝、ニュース、天気予報を表示します。青色LEDは使われていないので、この部分は改造されなかったのでしょう。自動放送は日本語のみです。
デラックス車の連結箇所ですが、名古屋方面から来た場合は賢島寄りに連結されます。他の駅(大阪方面、京都)からは賢島とは反対方面寄りに連結されます。号車は、デラックス車は6号車(固定)です。
改造と共に、トイレにはウォシュレットが付くようになりました。
伊勢志摩と言えば真珠の養殖で有名ですが、妻面には、真珠(らしき)落ち着いた飾りがあります。どこぞの新幹線とは大違いです。
これらの室内写真の車両番号:23106
資料のインデックスに戻る