南海電鉄・50000系

……ラピート号 のスーパーシート

 94年の関西国際空港開港にあわせてデビューしました。外観は「レトロ・フューチャー」という設計コンセプトにより非常に特徴的で、大阪の名物の一つとしても挙げられるときがあります。

 スーパーシート料金:\200





 客室は全体的に楕円形を多用したデザインです。内装もかなり特徴的ですが、くどい感じはありませんでした。荷棚は蓋付きです。奥の扉の上部には、LEDの表示器があります。日本語と英語の2段になっています。普通の車両は日本語と英語を一行の表示器に交互に流しますが、この車両の場合は同時に流すことが出来ます。また、文字ニュースも、英語側では、英字新聞の内容らしきニュースが流れていました。



 普通席と似ているデザインですが、普通席とは違う重厚感があります。肘掛けなどに、(高級感を狙ったものとは違う、明るい感じの)木目を利用しています。



 各席の窓が円いのは、今までの鉄道車両に存在したでしょうか。30分間の乗車時間とは言え、テーブルが小さいのは気になります。リクライニングの角度は、30分の乗車ならばまぁ良い、と言うところでしょう。



 一人掛けの座席です。



 この写真では、客室扉が開いていますが、始発駅を出発すると、この扉が閉まります。



 普通席の座席です。

 30分程度の運行時間だからでしょうか、3月下旬の関西空港行きの利用で、スーパーシート利用客はほとんどいませんでした。また、β(停車駅が多いラピート号)では、途中駅で降りる人もいましたが、こういう利用がないと、辛い状態です。
 最初は、検札や各種サービス(烏龍茶やおしぼりなど)の女性係員と扉を扱う男性車掌の二人乗務でしたが、サービスを廃止し、車掌一人に減らされた結果、途中駅での扉の扱いに間に合わず、停車した後車掌が走って乗務員室に戻っていたこともありました。現在では、一人乗務には変わらないものの、車掌が端末を持ち、車内改札を省略しています。2007年に乗ったときは女性車掌が乗務していましたが、時代の流れもあるのでしょう。
 以前はおしぼりと烏龍茶のサービスがありました(なくなった分、料金が\100安くなりましたが)。
 何となく、衰退気味な印象はありながらも、車内清掃のスタッフのシャツが、"Rapi:t"のロゴ入りの赤いTシャツ、今でも力を入れているように感じます。問題は、関西空港そのものの利用者数に、関わるわけで…。

 これらの室内写真の車両番号(一部を除く):50503



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