奮闘アルバム集


★ 「越生こども未来大学」(2025/8/3(日);大空にロケットを飛ばそう!応援奮闘アルバム
 酷暑の夏休みでしたが「令和7年度越生こども未来大学」大空にロケット飛ばそう!(主催・越生こども未来大学実行委員会<事務局;越生町教育委員会>」が開催され、当アイディアロケット工房IRWはロケット工作(A8-3火薬ロケットエンジン使用/IRW手作りロケットの製作説明書指導や機体検査/射点/高度測定等の運営を熱中症やコロナ他感染症対策に配慮しながら実施(総勢18名;教育委員会関係者7名(応援の大学生4名含む)、IRW関係者11名(うち6名は子供2名を含む外部応援)しました。

 当日(8月3日(日))は台風が過ぎ去った後なので風を心配しましたが、打ち上げ時は東寄り1.2m程度で最高のロケット日和でした。
 会場となった越生中学校ランチルームには、ロケット工作参加の小学1年生から中学1年生までの参加者34名と保護者の皆さんが集まりました。 開催時間は3時間程に限られるためIRWではエンジンマウント・ノーズコーン・パラシュート・フィンをキットとして準備し、小学3年生以下は親子で作り、4年生以上はIRW関係者が指導し、大学生の応援隊4名が工作指導を手伝ってくれました(応援隊は午前中に製作体験し9機の試射機を作製)。

 ロケットの飛ぶ仕組みの説明の後、工作が始まり予定の1時間40分程で全員の34機が出来上がり、機体検査にも全て合格しました。 応援隊の皆さんが熱心に工作指導をしてくれたおかげと感謝します。 今回の参加者の多くはリピーターだったこともあり、より高く飛ばそうと機体の重さを40gr台と張り切って軽く丈夫に作り、更には機体に絵をかいたり楽しんでくれました。 ロケット製作後全員での記念撮影は暑さを避けて今年は室内で実施。

 いよいよ打ち上げです。子供たちはマイロケットをもって打ち上げ場所(校庭)に移動。今年はランチルーム北側の四角い校庭を使用、校庭のほぼ中央に発射台、そこから高度測定のために対角線上の4か所にアクリル製透視測定装置を配置しました。IRWの高度測定は三角測量の原理で行っておりますが、ロケットが発射台からいつも真っ直ぐ上に飛ぶとは限らないので2か所以上から高度測定します。興味のある方はIRW-HPギャラリー;高度測定をご覧ください。今回は更に測定精度を上げられるか検証するため4か所の計測点で試みましたが今後も改善したいと思います。

 ロケットの発射は「5,4,3,2,1」のカウントダウンを全員でして、工作者自らが発射ボタンを押し、ロケットが大空に飛んで行きます。 最初は応援隊の皆さんが事前に作った9機を試射として打ち上げ、次に子供たちの34機を打ち上げました。中には高度が70mを超えるロケットも出て驚きの喚声が上がり、風対策として事前に穴をあけたパラシュートも見事に開傘しました。最後にアイディアロケット工房(IRW)のメンバーが作った面白ロケットを打ち上げ、全44機が無事打ちあがり終了し、子供たちは大満足で帰宅しました。
高度測定の結果を下の2枚の図に整理しましたが、機体重量(凡そ40〜50gr)と到達高度(大半が60m台)の関係ではIRW経験値の範囲内で大変よくまとまっており子供達の工作の手際が素晴らしかったことを証明しています。これには大学生らの応援隊の皆さんの教え方が素晴らしかったのと暖かく接してくれた賜物と思って感謝します。

 暑さに負けず、参加者全員が元気で安全に楽しくロケット工作できたこと、教育委員会の先生方がテントの用意など、万全な暑さ対策をして下さったお陰と、IRWとしてしても御礼申し合上げます。

 当アイディアロケット工房;IRWの活動が、子供たちの夢を育むきっかけになっている事を実感し、感謝しつつ、今後も継続して応援する機会が作られることを期待します。
      
          越生こども未来大学 大空にロケットを飛ばそう!に参加の皆さん(越生町教育委員会提供)
   
  ロケット製作に当たりIRWメンバーからのオリエンテーション          みんなは熱心に工作です
   
     出来上がったロケットはIRWメンバーによる安全点検です         5連発打ち上げができる発射台です
        
 いよいよカウントダウン、製作者自ら発射ボタンを押します  発射! 真っ直ぐに上昇、そして見事にパラシュート開傘で回収

     

   

 注;写真は個人の特定を回避するために解像度を低下させています

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