JR九州・885系
……かもめ、きらめき、ソニック号 のグリーン席

 2000年3月にデビュー。今までの車両のメタリックなデザインから一転、真っ白なボディになりました。インテリアにおいても、883系以上に今までの鉄道車両にはないデザインです。


詳細はアイコンの説明をご覧ください

 その他のサービス:スリッパ
 サービスされる、飲み物の種類・かもめ号:缶飲料…玉露(冷/温)、無糖珈琲(冷/温)、オレンジジュース
 サービスされる、飲み物の種類・ソニック号:缶飲料…玉露(冷/温)、烏龍茶(冷/温)、コーヒー(冷)、オレンジジュース(冷)・紙コップに入れるタイプ…ホットコーヒー




 まともなグリーン車なら床にはカーペットが敷かれてありますが(まともでないとビニール張り)、ここではフローリングです。木材は、床だけでなく壁にも多く使われています。天井部のデザインも、今までの車両と多少変わりました。



 883系と同様の革張りのシートですが、それとはまた大きく違った感じです。普通席の座席とも、一般家庭にあってもおかしくない逸品です(逆に列車にあるのがおかしいくらい)。よく見ると、二人掛けのように見える座席ですが、これは“一人掛け×二つが横並び”になっています。このため、個別の座席が回転でき、更に座高も変えられます。
 その個別回転が災いしているのか、多少の遊びがあり、その遊びがカーブ通過時に左右に微妙ながら動いてしまいます。また、傾斜するとき、革で体が滑り(滑るほど座席の幅が広いのも事実)気分はあまり良くありません。



 写真では少し見づらいですが、今までのJR九州の新型特急は窓枠に物は置けませんでしたが、それが置けるようになりました。読書灯がなくなりましたが、壁にスポットライトがあり、壁面のテーブルを照らしています(この写真では見づらいですが、トンネルに入ると照らしているのが分かります)。



 前の席のヘッドレスト部(の、金色の刺繍部分)にはミニポケットがあり、きっぷを入れて使うようです。



 一人掛けの座席ですが、他の列車と違い、全てが事実上の一人掛けの座席です。



 この先は運転室です。スイッチ一つで、曇りガラスが透明なガラスになり、前面展望が楽しめるようになります。
 この列車は、飲み物やおしぼりがセルフサービスとしてスタートしましたが、背面ポケットに、こういうメッセージが書かれた黄色い紙が入っていました。
 本日は885系かもめ型車輌をご利用下さいまして、まことにありがとうございます。
 さて、グリーン席ご利用のお客さまサービスの一環として、お飲物のセルフサービスを実施してまいりましたが、安全性を考慮した結果、平成12年7月20日よりセルフサービスを廃止させていただくこととしました。
 今後は、客室乗務員及び車内販売担当者が従来のセルフサービスの飲料(缶入りコーヒー・オレンジジュース・日本茶の3種類)を無料でお席までお持ちいたいたしますので、どうぞお気軽に声をおかけ下さい。
 なお、早朝・夜間時間帯で、客室乗務員及び車内販売担当者が乗務していない一部の列車については、ドリンクサービスは行っていませんので予めご了承下さい。
 みなさまのご理解とご協力、何卒よろしくお願い申し上げます。

 確かに冷蔵庫には鍵がかかっていて、開けませんでした。他の会社は、どういう理由かは分からないものの飲み物のサービスごと廃止するのに対して、努力はしています。また、今までの列車でも車内販売の人がサービスする列車があり、その場合も係の人が来るまでは頼めないので今までのパターンに戻ったようなものです。ちなみに、グリーン車部分にある喫煙コーナーで律儀に煙草を吸っていた車掌には、冷蔵庫を開ける鍵は持っていませんでした。サービスがセルフサービスでなくなったからには、コーヒーは味が調えられている缶でなくても良いと思うのですが。



 こちらは、ソニック仕様の885系です。基本的なものはかもめ仕様と同じですが、椅子(の色や背面ポケット)だけではなく、再び窓枠に物が置けなくなったり、妻面の木目がより木目らしくなるなど(茶色っぽくなった)、小さな変化があります。



 背面ポケットが、ゴムベルト状のものから網になっています。背面ポケットには、椅子の使い方(裏面は普通席の使い方)と、車内販売メニュー(883系のソニックと同内容)が入っています。また、ソニックの方にはソニックレディ(今でもこの名称だかは不明ですが...)が乗務していて、同じ車両でも、かもめよりもサービスがよいはずです。
 787系のページで、JR九州(や、一部の他社も含む)の清掃はいい加減だと書きました(詳細はここ)。この列車がデビューし、グリーン車の詳細(座高が変えられるなど)を知ったときに、清掃直後でも座席の高さはバラバラだろうなぁ、と思ったところ、実際その通りでした。これらの写真は清掃直後のものですが、違和感があるのはこのためです。

 これらの室内写真の車両番号:クロハ884-3(かもめ仕様)
 これらの室内写真の車両番号:クロハ884-10(ソニック仕様)



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