キューハチユーザーならばモバギ
現在売っている機種(MC/R550など)にはない機能・特徴があるかもしれませんのでご了承ください。
私は、パソコンは主にPC-9800シリーズを使っています。使い慣れたものは非常に便利です。特にキーボードは、PC-9800用の配列が頭に残っています。しかし、世の中にはDOS/V配列のキーボードのものしか売らなくなっていました。これは、パソコンに限らず、この種類のコンピューターや、ゲーム専用機用のキーボード、ちらっと見たので間違いかもしれませんが、Macintoshパソコンでもそうなっているようです。モバイルギアを買ったのは、“98キーボード”を使って約10年が経ったところでした。カタログを見ると、配列がDOS/Vと同じようになってしまっています。慣れていないキーボードに対しては、イライラするものです。
よく、個人的に作られているソフトの中に、本来ならA(例:Ctrl)の機能のボタンを押すと、Bの機能(例:CAPS)にさせる、と言うソフトがあります。主に、Windowsパソコン用に開発されています。ところが、この種類のコンピューターに対しては、そういうソフトは開発されていません(聞いたことがありません)。
しかし、「モバイルギア」は、NECで作られた商品です。実はこの商品の中には、「PC-9800ユーザーのため」と言っても良い、キーの機能を変えるソフトが積んであったのです。IMEの起動の位置([Alt]+[半/全]→[Ctrl]+[全候補/変換])、[Ctrl]と[Caps/英数]の入れ替え、[PgUp]と[PgDn]の入れ替え(上下スクロールのキー)が、カスタマイズできます。また、カナや半角の後変換の時に、パソコンで言えば「ファンクションキー」を押しますが、一部のWindowsCEマシンにはそれが出来ませんが、モバイルギアは、設定如何で使えます。しかし、微妙に惜しいところがあって、大文字ロックにするとき、PC-9800の場合は、[CAPS]だけを押せばよいのですが、DOS/Vの場合は、[Shift]と[Caps Lock]を同時に押さねばなりません。モバイルギアはというと、[CAPS]の位置はPC-9800と同じですが、[Shift]キーと同時に押さねばなりません。ちなみにカナロックは、ATOK Pocketを導入することで、[かな]キーを押すだけで実現できます(DOS/Vの場合は、どうやら3つくらい同時に押すんですよね?)。この配列の設定は変えるつもりはないので、オプションで配列を変えたあとのキーも売ってくれたなぁ、と思っています。
また、パソコンと接続するにも、PC-9800シリーズをサポートしています(まぁ、当然と言えば当然です)。購入時は、DOS/Vと接続するためのコードがついていますが、オプション品の一覧に、PC-9800とつなぐアダプタも売っています。これは解決した方が最もよいのかもしれませんが「PC-9800シリーズの場合は、こういう場合があります」という障害も、説明書に記載されています。ちなみに、モバイルギアと比べて迷った日立(PELSONAを発売)にPC-9800との接続について聞いてみたところ、“分かりません”的な答えでした。
そして、一太郎ユーザーにとってもありがたい機能があります。WindowsCE用の一太郎は、今のところ、でていません。もし、メールなどで一太郎の文章が送られるとしたら、パソコンに移し替えないと見られませんが、それでは不便です。そこで、テキスト形式に変換するソフトも入っています(モバイルギアにしか入っていないのでは?)。書式などは関係なくなり、罫線なども形は崩れたりと、見栄えは重視していませんが、ひとまず内容の把握は出来ます。まぁ、それ以前に「一太郎 Pocket」がでてくれれば、即買いなのですが...。
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