ケーブルが壊れたら?
この機種のハードディスクの位置は、デスクトップパソコン以上に非常に取り替えやすい所に位置していて、これが災いを起こしてしまうこともある。私も、先日、その“災い”を起こしてしまった。
Nw150用として、3つのハードディスクがあるのだが、いつも使っているハードディスク(6GB)を、たまに使うハードディスク(6.4GB)につなぎ変えた。そしてその後、元のディスクに戻した。
「ピポッ」といういつもの起動音が鳴り、メモリをチェックし、ハードディスクのモーター音もしていた。通常通りに事が進んでいると思っていた。ところが、そうではなかったのである。そのパソコンは、こんなメッセージを表示した。…「起動ディスクをセットしてください」。“ハードディスクの中には、基本的なシステムがない”と表示されるものである。強い衝撃を与えたり、磁力の強いものの近くに寄せるなど、思い当たるようなことはない。そこで、つなぎ変えた(通常のではない6.4GB)ハードディスクを、またつないでみた。しかし、反応しない...。
そう、ハードディスクとパソコンとをつなぐケーブルが、見えないところで断線したのである。結果としては、ハードディスクの位置を変えることで、つながることもあった。しかし、これでは使えない。また、位置を変えて使えるようになった後起動し、その後、位置がずれて断線してしまった後に再起動すると、システムが壊れてしまった。ひとまず慎重に位置をずらさないように使用し、バックアップを取ることしかできなかった。
結果として、修理に出すことにした。出したところは、NECフィールディングである。つまり、直接NECに修理を依頼した。長年使っていて他の調子の悪かった部分などを直してもらうことにして、ついでにこんなお願いもしてみた。
「故障部分のパーツで、別に新しいものを売ってくれませんか?」
修理に出したときの担当者は「無理ですね」といわれたが、別の人(見積もりを頼んだのだが、見積もりを教えてくれた担当者)に頼むと、売ってもらえることになった。
話はずれるが、考えてみれば、初めて自宅でNw150が使えない日々が続いた日であった。メールは、モバイルギアで受信はしたが、それ以外のことは出来ない。パソコンに依存している自分に気がついた。
約十日が経ち、ようやく修理が完了した。今回断線したケーブル以外に、モデムや、気付いたら筐体に当たる部分まで“治って”いた。モデムは、自分自身はいつも通信にPHSを使い、内蔵モデムは滅多に使わないので、過去に修理に出さなかった。NECに行くと、修理が完了したパートナー(Nw150のことです)と一緒に、小さな箱があった。これが、頼んでいた部品である。
これがあれば、いつ何時ケーブルが壊れても、すぐに新しい部品に取り替えることが出来る。何日も待つ必要がなくなる。値段は\1,200で、部品名には「2.5"HD FPCケーブル」と書いてあった。
しかし、修理窓口にあったコンピューターの画面を見てみると、どうやらこれらの部品は、2003年になくなってしまうらしい(保有期間の関係)。一方で、10年以上前の修理部品も用意している、とも聞くのだが(これならサポートがしっかりしていて凄いですね)。これから先、壊れたらどうしようか、これがこの先のテーマである。まぁ、今でも販売されているNr300とは部品がほとんど同じはずなので、頼めばその部品を使ってくれるのかもしれないが。
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