近鉄・23000系(伊勢志摩ライナー)

 23000系は、1994年に、志摩スペイン村オープンと同時にデビューした車両です。レギュラーシート、このページで紹介するデラックスシートの他に、サロンシート(料金的にはレギュラーシートと同じ)があります。130km/h で走行します。
 この車両はまだ現役ですが、2013年10月の伊勢神宮の式年遷宮に向け、車内が少々リニューアルしました。


詳細はアイコンの説明をご覧ください

 音楽サービスの内容:4チャンネル(クラシック、特集、洋楽、邦楽)
 デラックスシート料金:\410





 照明は、天井の間接照明と、荷棚の真下にあるかバー付きの直接照明、窓枠のスポットライト(21000系と違って、スイッチはありません)です。側面の壁面の化粧板が真っ白なのは、味気がありません。



 赤が目立つ、重厚感のある座席です。座幅にも余裕があります。枕は柔らかめですが、もう少し厚みがあっても良いのではないかとは思うところです。中央の肘掛けにも布が張ってあるのは珍しいです。



 リクライニングは、もう少し深くても良いかも、という程度です。また、テーブルは小さめで、長時間の乗車にはあまり適さないかもしれません。



 シートピッチは、決して広い方ではありませんが、フットレストの奥には蹴り込み部分があります(フットレストがあるので、あんまり意味はないかもしれませんが)。



 一人掛けの座席です。席番で言えば、「A席」になります(二人掛けの座席は、B,C席です)。



 パノラマデッキ(運転室の真後ろにあるデッキ)と客室の間には壁があり、運転室に一番近い1ABC席に座ったからといって、前面展望ができるわけではありません。しかし、パノラマデッキそのものは、非常に広々としていて、良いと思います。
 ドアの上にあるLED表示器は、停車駅(英文も)、車内の案内(英文も)、近鉄の宣伝、ニュース、天気予報を表示します。駅名を表示する時には、その駅名の右には、ふりがなが付きます。
 名古屋方面から来た場合は、デラックス車が賢島よりに連結されます。他の駅(大阪、京都)からでは、賢島とは反対方面よりに連結されます。ただし、号車は、賢島方面に行くにつれて増えるのは変わりません(つまり、名古屋発着のデラックス車は6号車で、大阪・京都発着は1号車になる)。慣れないと分かりづらいものです。
 デラックスシートのサービスとして、紙おしぼりが配られていましたが、2002年3月19日に廃止になりました(同時に、車内販売、イヤホンの貸出も廃止になりました)。一方で洗面台にもペーパータオルの代わりに紙おしぼりが山積みになっていますが、これは現在でも残っています。

 これらの室内写真の車両番号:23101



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