プレートの境界 説明
千國写真館

糸魚川〜静岡構造線 断層路頭
フォッサマグナ
糸魚川−静岡構造線
この写真は1990年に発掘した直後のものです。中央の灰白色の部分が糸魚川−静岡構造線の活動によって生じた断層破砕帯(断層粘土)で.この破砕帯を境に時代の異なる岩石が接しています。
右側:フオッサマグナ地域の海底火山活動によって噴出した玄武岩〜玄武岩質安山岩(新生代新第三紀中新世.
 約1600万年前)左側;舞鶴帯の黒色の頁岩中に取り込まれた変はんれい岩の岩塊(オリストリス)で時代はおよそ古生代ペルム紀中期以前(約2億5000万年前よりも古い)。
断層破砕帯特有のもろい地質のため地滑りが発生し.この状態で公開することは残念ながらできませんでした.糸魚川−静岡構造線は日本で二番目の規模を持つ活断層ですが、その露頭は意外に少な<、新潟県ではここだけです.(説明板から)
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フォッサマグナ
フォッサマグナ ミュージアム(別の場所)
発掘した直後の写真
フォサマグナの散歩道 フォッサマグナとは?
ナウマン博士とフォッサマグナ

1854年〜1927年フォッ.サグクナはラテン語で、「大きな溝」という意味です。ドイツ人地質学習のナウマン博士によって、1886年に名づけられた上図のような溝状の地質構造をさしています.
上図で、「新しい岩石」を取り除くと、「古い岩石」でできた大きなU字溝が現れます。この溝がフォッサマグナの名前の由来であり正体です。ナウマン博士は、フォッサマグナの西縁が糸魚川−静岡構造線、東縁は、直江津と平塚を結ぶ線と考えましたが、現在は、右図のような範囲がフォヅサマグナと考えられています。
現在のフォッサマグナで行われた震度6000m級の石油ボーリング調査(黄丸印)によっても、フッサマグナの底にある「古い岩石」に到達することができません。このことは、フォッサマグナの深さガ6000m以上であることを示します。さらに、フォッサマグナの東西の「古い岩石」でできている越後山脈や北アルプスの標高を合わせると深さ8000〜9000mに及ぶ地質の凹地が日本列島の中央部に横たわっていることになります。 (説明板から)
Counter
プレートの境界「糸魚川−静岡構造線」
地球の表面は12枚の「プレート」と呼ばれる岩石の板からできていて,それぞれが運動しています。このブレートの運動によって地震の発生・火山の噴火・列島の誕生・大陸の移動など、さまざまな地学現象がおきていると考えられています。
目の前にある「糸魚川−静岡構造線」は、約2500万年前のユーラシア プレートの東部にできた大地の割れ目である「フォッサ マグナ」の西縁をなす大断層です。最近では、この「糸魚川−静岡構造縁」はプレートの境界と考えられています。約50万年前に北海道の中央部にあったプレートの境界にかわって、糸魚川−静岡構造線が新たにユーラシア プレートと北アメリカ プレートの境界になったというものです.両プレートの衝突により北アルプスが隆起し、現在も続いている両プレートの運動によって、新潟地震(1964.6.16)や北海道南西沖地震(1993.7.12)などの日本海を震源とする大地震が発生しているのです。このユーラシア・北アメリカ両プレートの境界は、シベリア、アイスランドを経て、大西洋の中央海嶺へとつながっていきます。地球をおおうプレート…ユーラシア プレートと北アメリカ プレートの境界に、今、私たちは立っています。 (説明板から)
断 層
断層のオブジェ
7分程度歩く
所々に説明所あり
新潟県糸魚川市大字根小屋
(石で補強されているため直接見えない)真ん中白くクネクネしているのが断層の境目、
L字形は排水用パイプ。
地質断面図
断層付近見取り図
右の石垣境目が断層位置
前方左側の石垣が断層の境目
ヒスイ(磨いてある)