特別席の基礎知識
〜客室の特徴〜


 客室の特徴のページです。客室とは、とりあえず、座席(客席)があり、利用客が長時間過ごす空間のことです。列車や船の場合は、「デッキ」と「客室」という感じで、壁で仕切って区分していますが、飛行機やバスでは、はっきりと決まっているわけではありません。


天井

 天井の特徴は、交通機関によって場合が異なります。それは、会社が外観から中まで全てをオーダーメイドで頼むか否か、という差が大きいためです。列車の場合、通勤列車に関して言えば異なりつつある(→オーダーメイドではない、ということ)のですが、会社ごとに、外観から、足回り、乗務員室、客室、サニタリまで何から何まで他社と同じという車両はありません(同じ会社の車両であれば、多少の共通化はありますが)。その一方で飛行機は、オーダーメイドではなく、トイレも大きな違いはありません(それは、製造メーカーがごく僅かなため)。航空会社ごとに違うのは、座席やトイレなどの配置や、座席そのもの程度です。変えようと思えばすぐに変えられる壁紙や絨毯とは違い、天井部分はプラスチックで形成するため、差が出にくいのです。

飛行機の場合
 飛行機の場合は、普通席も特別席も、デザイン的なものも含めて大きな違いはありません。また、特別席には読書灯があるが普通席にはない、ということはありません(全クラスにあります)。ただし、座席配列やシートピッチが違う(座席の特徴を参照)ため、オーバーヘッドストウェッジ(いわゆる荷棚のこと)の、一人当たりの専有面積が広いのは言うまでもありません。

列車の場合
 列車の天井に関して言えば、特別席にはあって普通席にはない、という差もありますが、製造された年代により、昔の車両にはないが現在はあるという差も大きいです。
 まずは照明ですが、昔の車両は、直接照明(蛍光灯)に照明カバーが付いているだけ、と言うものに対し、最近の車両は間接照明が多いです。照明の色は、車両の形式によってはベージュ系の照明を使う車両もあります。また、普通席との差で多いのが、読書灯の有無です(読書灯は、国鉄時代の車両にはほとんどありません)。そして荷棚は、飛行機のような蓋付の列車もあります。これは、JR以降に増えてきましたが、多くの新車に当てはまる、というわけではありません。デザイナーの趣向に左右されます。最後に、天井のデザインそのものは、会社毎に似通っています。


壁面

 これは、主に壁紙についてが多いでしょう。普通席よりも高級感のある壁紙を使っています。珍しいものとして、新幹線200系(非リニューアル車)では、窓の直下まで、絨毯と同じ布が貼られています。しかしそれ以外には大きな差がありません。他では、鉄道で言えば、窓のサイズは、列車毎の差はあるものの、一つの列車の中でグリーン車の窓だけが(上方向に)大きい、という列車はほとんどありません(差がある例:JR九州の783系)。




 これも壁面と同様、ある程度の自由が利きます。飛行機の場合は、絨毯の色が違います。主に、赤色系の絨毯を使うことが多いです。列車の場合は、特別席が絨毯で、普通席がビニール張りだ、というパターンが多いです。




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